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名前の日という独自の風習

2010年1月18日

 チェコには名前の日という独特の行事があります。日本のカレンダーに「大安」と書いてあるように、人の名前が書いてあり、その名前の人は誕生日と同じようにお祝いをします。一年間、毎日ちがう人の名前がある点は日本の六曜とは異なる点です。

czech_20091026.jpg 名前の日は、キリスト教の聖人にちなんで名前をつけていた風習が元になっている、と考えられています。ヨーロッパ各地で同様の風習があるようですが、チェコほど一般的ではないようです。

 チェコは一般的にキリスト教の信仰は強くはありません。それなのにこうした風習が根付いたのはとても興味深いものがあります。名前の日には誕生日同様のお祝いをするので、何度でも楽しみたいチェコ人気質がこうした風習を盛んにしたのかもしれません。

 名前の日、その名前の子どもは学校にケーキやお菓子、果物などを持っていき、クラスメイトにお祝いをしてもらいます。誕生日もそうですが、学校ではお祝いしてもらう人が自分でお祝いを持って行くことが多いのがチェコ流です。

(写真はオロモウツの天文時計にある「名前の日」)
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取材担当プロフィール

増田 幸弘

1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。

ぶらっ人編集部 @buratto_tabi