クトナー・ホラ散策1
2010年1月25日
クトナー・ホラはプラハから電車で1時間ほどのところにある街で、ユネスコの世界遺産に指定されています。中世、銀の採掘がおこなわれたことから大いに繁栄し、プラハを凌ぐほどだったともいわれています。
街のシンボルともなっているのが聖バルボラ教会です。ゴシック様式のこの美しい教会は、1388年に建立がはじまり、完成したのはおよそ500年後の1905年のことでした。
プラハ城にある聖ヴィート教会と同じ建築家によって設計され、聖ヴィート教会と同じくらい大きな教会になる予定でした。プラハの向こうを張るため、といわれています。しかし、鉱山経済の衰退などにより、計画通りにはなりませんでした。
紋章で飾られたアーチ型天井など、見所の多い教会で、見ているとチェコの歴史を知るさまざまな発見があります。教会の名前となっている聖バルボラは鉱山で働く人たちの守護神で、祭壇には聖バルボラがまつられています。
写真(上)=クトナー・ホラの街並み 写真(下)=聖バルボラ教会
プラハ城にある聖ヴィート教会と同じ建築家によって設計され、聖ヴィート教会と同じくらい大きな教会になる予定でした。プラハの向こうを張るため、といわれています。しかし、鉱山経済の衰退などにより、計画通りにはなりませんでした。
紋章で飾られたアーチ型天井など、見所の多い教会で、見ているとチェコの歴史を知るさまざまな発見があります。教会の名前となっている聖バルボラは鉱山で働く人たちの守護神で、祭壇には聖バルボラがまつられています。
写真(上)=クトナー・ホラの街並み 写真(下)=聖バルボラ教会
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。