ブルノではじまったデザイン・ビエンナーレ
2010年6月28日
二年に一度、チェコ第二の街ブルノのモラヴィアン・ギャラリーで開催される国際的なデザイン・ビエンナーレが6月22日にはじまりました(10月24日まで)。今年で24回を数えます。
日本の佐藤晃一さんをはじめとする、世界をリードするグラフィックデザイナーたちが審査をするなか、情報デザイン・広告デザイン・CI部門では日本の安田由美子さんによるパン屋さんの包み紙が受賞しました。
「大地の実」という日吉(神奈川県横浜市)にあるパン屋さんで、包み紙にはカレンダーをデザインしています。審査員が出品作をひとつずつ確認していくなかで、とくに注目を浴びました。審査の会議でも満場一致ですんなり決まりました。
ビエンナーレでは、審査員をつとめるデザイナーたちの作品展もおこなわれ、佐藤晃一さんのポスターも展示されています。シンポジウムの壇上にのぼった佐藤さんは、「俳グラ」と呼ばれる作品を通じ、デザインの神髄を洒脱に語り、聴衆は耳を傾けていました。
写真上=6月22日に開かれた記者発表で、安田由美子さんの受賞理由を説明するイギリスのデザイン雑誌「アイ」のジョン・ウァルターズさん
写真下=審査員展で、自作のポスターの前に立つ佐藤晃一さん
「大地の実」という日吉(神奈川県横浜市)にあるパン屋さんで、包み紙にはカレンダーをデザインしています。審査員が出品作をひとつずつ確認していくなかで、とくに注目を浴びました。審査の会議でも満場一致ですんなり決まりました。
ビエンナーレでは、審査員をつとめるデザイナーたちの作品展もおこなわれ、佐藤晃一さんのポスターも展示されています。シンポジウムの壇上にのぼった佐藤さんは、「俳グラ」と呼ばれる作品を通じ、デザインの神髄を洒脱に語り、聴衆は耳を傾けていました。
写真上=6月22日に開かれた記者発表で、安田由美子さんの受賞理由を説明するイギリスのデザイン雑誌「アイ」のジョン・ウァルターズさん
写真下=審査員展で、自作のポスターの前に立つ佐藤晃一さん
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。