聖ヴァーツラフの王冠
2010年7月12日
チェコのことを「聖ヴァーツラフの王冠諸邦」「チェコ王冠諸邦」と呼ぶことがあります。
これは14世紀チェコを統治したカレル4世が「聖ヴァーツラフの王冠」のもと、当時、ボヘミア王国を構成していたボヘミア、モラヴィア、シレジア、ラウジッツ(現在はドイツ)の各地域をまとめようとしたことに由来します。
王冠は、1346年、時の国王カレル四世の命によって制作され、金でできています。大きな宝石で飾られ、重さは2358グラムあります。宝石はエメラルドが25個、サファイアが18個、ルビーが15個、真珠が20個などで、たいへん贅沢なつくりです。
王冠は宝玉と勺杖がセットになっています。オリジナルは普段、聖ヴィート大聖堂に保存され、5年に一度、一般に公開されます(前回は2008年に公開されたので、次回は2013年になるはずです)。
王冠は、1346年、時の国王カレル四世の命によって制作され、金でできています。大きな宝石で飾られ、重さは2358グラムあります。宝石はエメラルドが25個、サファイアが18個、ルビーが15個、真珠が20個などで、たいへん贅沢なつくりです。
王冠は宝玉と勺杖がセットになっています。オリジナルは普段、聖ヴィート大聖堂に保存され、5年に一度、一般に公開されます(前回は2008年に公開されたので、次回は2013年になるはずです)。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。