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紋章の間の不思議な空間

2010年10月 4日

 プラハ城はたくさんの建物から構成される巨大な建築です。観光客で賑わう一方、チェコの大統領府としても使われています。大統領府に勤める人は、仕事場に働きに行くとき、しばしば「城に行く」という表現を使います。なんだか江戸時代に戻ったみたいですね。

czech_20101004.jpg
 たくさんの建物のなかで、一般に開放されているのはほんのごく一部です。ですので、全貌がいったいどのようになっているのか、よくわかりません。以前、「紋章の間」を見学したことがありましたが、長らく閉鎖されて、それがどこにあったのかも忘れてしまいました。

 作家カフカの仕事場があったことでも知られる「黄金小路」の修復工事がはじまったことから、この「紋章の間」が公開されるようになりました。旧王宮にあるヴラディスラフ・ホールの脇にある階段を上っていくと、壁から天井まで紋章で埋め尽くされた部屋があります。

 この部屋の正式名称は「新記録簿広間」で、ボヘミア地方の登記簿を保存していました。壁に書かれた紋章は土地の所有者というわけではなく、ここで働いた行政官のものだといいます。
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取材担当プロフィール

増田 幸弘

1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。

コメント(2)

『黄金小路』の修復が終わればまた、非公開状態に戻るのですかねえ。これは何としても拝見しておきたいものです。

かつ | 2010年10月 7日 21:22

このあたりはなんとも分かりません。見学が有償だった聖ヴィート教会が無償になったかと思ったら、また有償になったりしています。見られるうちに見るのがよいようです。

増田 幸弘 | 2010年10月 7日 22:59

ぶらっ人編集部 @buratto_tabi