ロレッタ教会の鐘の音
2010年11月22日
プラハ城の正門から広がる一帯をハラッチャニといいます。これはエリアの名前なのですが、外務省をはじめ、役所が多いことで知られています。
このハラッチャニでひときわ美しい建物が、ロレッタ教会です。ロマネスク様式の教会ように重々しくなく、またゴシック様式の教会のような荘厳さもありません。なんだか宝石箱のような建物です。
ロレッタ教会はイタリアのロレット村にある巡礼地サンタ・カーサ(聖なる家)を模して1626年につくられました。教会の回りにたくさん据えられた天使の像がなんとも愛らしいです。
教会のなかにはダイアモンドをちりばめた聖体顕示台をはじめとする教会の財宝が展示されています。
教会の建物正面にそびえたつ塔には27個の鐘が納められ、毎正時、「マリアの歌」という巡礼の歌を奏でます。鐘の音は透明で美しく、ハラッチャニに響きわたります。
ロレッタ教会はイタリアのロレット村にある巡礼地サンタ・カーサ(聖なる家)を模して1626年につくられました。教会の回りにたくさん据えられた天使の像がなんとも愛らしいです。
教会のなかにはダイアモンドをちりばめた聖体顕示台をはじめとする教会の財宝が展示されています。
教会の建物正面にそびえたつ塔には27個の鐘が納められ、毎正時、「マリアの歌」という巡礼の歌を奏でます。鐘の音は透明で美しく、ハラッチャニに響きわたります。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。