一度見たら忘れないコノピシチェ城
2010年11月29日
プラハから電車で1時間ほど行ったベネショフという街に、世にも奇妙な城があります。外観は取り立てて特徴はないのですが、中を見学すれば生涯忘れることがないほどの強い印象を残すことでしょう。
この城の名前はコノピシチェ城。もともとは13世紀後半に建てられたものですが、最後の城主となったのがオーストリアの皇太子フランツ・フェルディナン
トであることから、その名が歴史に刻まれることになりました。サラエボで暗殺され、第一次世界大戦の引き金となったからです。
内部には皇太子の収集した、マニアックで病的とさえ感じるコレクションの数々が、これでもかというほどに飾られています。狩りの獲物、武器など、その量には圧倒されます。
見学は「南側の建物」「北側の建物」「フランツ・フェルディナントの個室」の三つのツアーがあります。各1時間ほどです。12月~3月の期間は閉鎖されています。
内部には皇太子の収集した、マニアックで病的とさえ感じるコレクションの数々が、これでもかというほどに飾られています。狩りの獲物、武器など、その量には圧倒されます。
見学は「南側の建物」「北側の建物」「フランツ・フェルディナントの個室」の三つのツアーがあります。各1時間ほどです。12月~3月の期間は閉鎖されています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。