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グアム最高峰「ラムラム山」へ!

2011年8月28日

先日、グアム最高峰の山「ラムラム山」へ行ってきました。最高峰といっても標高406mですが、マリアナ海溝との高低差は11000mで、これは世界一の高低差といわれています。ラムラムとは、チャモロの言葉で稲妻を意味しますが、スペイン統治時代は山頂で松明を燃やし、灯台の役割を果たしていたそうです。大航海時代に宣教師や商人を乗せ、イベリアからやってきた船乗りは、どのような思いで、このラムラムの松明を見ていたのでしょうか。

 
登山口には看板があり、隣りのジュムランマングロ山も途中まで一緒です。ジュムランマングロ山はカソリック信者にとっては聖山で、十字架を担いでゴルゴダの丘を上がったイエスを真似て、毎年、復活祭の早朝に信者が十字架を担いで登ります。その道しるべとなる十字架が途中まで続きます。頂上の石の十字架は1980年代に設置され、木造の十字架は毎年、復活祭に担いで上げられたものです。古いものはさすがに朽ちています。
 
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☆十字架に導かれ、足を進めます
 
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☆ジュムランマングロ山に林立する十字架
 
 
途中から道が別れ、ジュムランマングロ山への十字架の道しるべがなくなり、その先は道なき道を薮の中、注意深くひたすら進みます。背丈ほどのススキが茂る道を抜けるとジャングルになります。アチョーテ、ノニ、ヤシなど、南国らしい木々が目に入ります。山裾には赤土が見られ、山頂近くになると玄武岩、石灰岩が見られます。度重なる火山活動で海底が隆起してできたラムラム山は地質的にもおもしろく、山頂部は白い石灰岩が覆い、サンゴの名残りも感じられます。山頂部では、しばし景色を見入っていました。左向こうにフィリピン海、右向こうに太平洋が望めます。添乗員時代、大好きだった南アのケープタウンの喜望峰で、インド洋と大西洋を見つめたことを思い出しました。
 
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☆ススキをかき分けながら歩きます
 
☆ジャングルの中はけもの道です
 
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☆チャモロ料理に欠かせないアチョーテの木
 
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☆山頂部はサンゴからできた石灰岩が露出
 
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☆山頂部からの眺めは気分爽快!
 
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☆山頂部ではアメリカ国旗が風にはためきます
 
 
私は市内を15時に出発し、往復のドライブ込みで18時半に帰宅しました。日中の暑い時間を避ければ、シニアにもおすすめできる登山コースです。また、ジュムランマングロ山までは往復30分ほどなので、ラムラム山を登山する際には、ぜひ、立ち寄ってみてください。
 
 
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取材担当プロフィール

桃井智子

元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi