歴史散策☆マンガンヒル
2013年11月10日
1941年12月10日からの日本によるグアム統治の間、チャモロの人々に対して日本化政策が実施され、1944年になり戦況が悪化するとグアムを絶対国防圏内の重要拠点とさらに位置づけをして、米軍の侵攻に備え防衛体制の強化が行われました。このとき、成人男性のチャモロ人が徴用され、開墾作業、洞窟の掘削、飛行場の整備などに従事させられ、その後集団でマンガンヒルのキャンプに収容されました。この地での虐殺の記録は残っていませんが、徒歩での移動の間やキャンプに行きつく前に命を落とした方も少なくなったそうです。このような収容所は2か所作られたそうです。切り倒した気に布地をかけた簡易テントのような場所で、近くに川が流れるのみで食料もない中。どのように生きていたのか、現存するチャモロの人々はあまり多くを語らないそうです。私たち日本人が時間のある際、このような場所を訪ね歴史を再認識することはとても大切だと思いました。
- 桃井智子
元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。
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