北海道はスイーツ王国
2009年8月25日
広大な酪農地帯でもある北海道だけあって、ミルク、チーズ、バターなどの乳製品はやっぱり北海道が美味しそう、というイメージは間違いなくある。最近はタレントの田中義剛さんが生キャラメルを爆発的にヒットさせ、北海道のスイーツ王国ぶりは、ますますクローズアップされている。
何と言っても北海道土産の代表選手と言えば「白い恋人」が4番でエースみたいな存在。そこにちょっと待った!という感じで登場したのが花畑牧場の生キャラメルというわけだ。
しかし、スイーツ王国、北海道の激ウマスイーツはそれだけではない。かつては年間400個のシュークリーム(今は200個程度)、100個のプリン(今も変わらない)を食べているスイーツ好きオヤジである私の調査では、Aクラスのケーキ屋さんがたくさんあることが北海道の特長なのだ。
余談ではあるが、3年ほど前にスイーツ本の取材で、あちらこちらのケーキ屋さんをまわっていたある日、夕食がわりに「赤いきつね」にお湯を入れて食べようとしていた。味がしないので、粉末スープを入れ忘れたのかな?と思ってよく見、よく考えたら、スープを入れてないので味が無いのではなく、ボクの味覚が無くなっているということに気がついた。もちろんショックだったが、こんなこと明日になれば治ると思っていたら全く治らず、さまざまな検査を続けたが原因すらつかめないうちに3カ月以上もたってしまったのだ。
ネットでいろいろ調べてみるとボクと同じ様に味覚障害になった人の話がたくさん出てくる。ちなみにケーキやパンはどのような感じかというとスポンジを食べているような感じ。ラーメン、ソバ、うどんはというと、湯に入れた味のない麺類。ビールは炭酸水、肉類は柔らかい木の板。結局、何とか食べられたのは、お粥とお茶漬、日本酒とウイスキーストレート(共にマイルドになってイケる)だけなのだ。当然の様にややメタボな肉体が少々スリムになるという利点があったが、「今に治ったら、寿司と焼肉をいっぺんに食べたるわい!」という意気込みになったのはいいが、徐々に味覚が戻りはじめ、完全復活までに半年以上もの時間を費やしてしまうのだった。
もう大丈夫であろうと、最初に食べたのが札幌でも最も有名なケーキ屋さんである「きのとや」www.kinotoya.comの人気商品「酪農チーズプリン」。北海道産マスカルポーネにフランス産クリームチーズ、美瑛産の牛乳を使用した本格派。治って良かったと涙しながら食べてしまったのだ。もちろん、定番のイチゴショートやチーズタルト、道産ミルクをたっぷり使った焼き菓子「札幌農学校」も土産品にはピッタリなのだ。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。