続・追分ソーラーライン車の旅なのだ
2018年10月29日
知内町の道の駅2階で、高校の大先輩にあたる北島三郎のオブジェにあいさつをして、千代の富士の出生地としても知られる福島町に向かった。
かなりコンパクトな道の駅「横綱の里ふくしま(福島町特産品センター)」の向かいに、日本で唯一、ふたりの横綱が誕生した町としてプライドを賭けたようにドーンと姿を見せるのが「横綱千代の山 千代の富士記念館」だ。
二大横綱にまつわるお宝、例えば、千代の富士が断髪したときの大銀杏、千代の山が絞めた雲龍型の綱といったものだ。1階には九重部屋の稽古場と土俵を再現したスペースがあったり、映像コーナーで懐かしの名勝負鑑賞ができたりする。
二大横綱のオブジェにあいさつをし、次に向かったのは松前城(正式には福山城)だ。1854(安政元)年、日本で最後につくられた日本式の城。昭和24年に本丸御門を焼失したが、昭和35年に天守、そして近年になってからも復元工事をして往時の姿に近づけている。特に桜の時期は北海道でも有数の花見スポットになっている。
資料館になっている城の内部を見て、次に訪れたのは道の駅「北前船松前」。江戸時代に蝦夷地の豊かな物資を大阪まで届けていた北前船の寄港地跡につくられた道の駅だ。
恐るべしレストラン「北前食堂」。どんぶりものをはじめ、前浜でとれた海の幸をたっぷりと味あわせてくれる。秋には本マグロが美味な時期。9月中旬には松前城下マグロまつりというイベントがあるが、近年は海水温の変化などの影響かマグロの豊漁の話を耳にすることはなくなってしまった。世の中も、海の中も最近は変化が激しく、酔いどれ親父にはすっかり生きづらくなったようだ。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。