街なかの銭湯で温まろう
2012年10月19日
めっきり秋めいてきました。
前回このブログでご紹介した船岡温泉に続き、
今回も風情ある銭湯をご紹介します。
船岡温泉は京都北部・船岡山のふもとにありますが、
今日ご紹介するのは街の真ん中にある「錦湯」です。
京都の中心街、四条通のすぐ北に、京都の台所と言われる錦市場があります。
「錦湯」はその錦市場のすぐ近くにある銭湯で、その外観には、昔懐かしい風情が漂っています。
この銭湯は男女で入り口が違う上に、開けるとすぐに脱衣場なので、
くれぐれも間違えないよう、気をつけてください。
入り口に入り、番台のご主人に410円を払い、靴を靴箱に入れます。
(番台から女性脱衣場は見えないようになっています。念のため。)
そして脱衣場に上がると、とても雰囲気のある籠が。
写真が撮れなかったのが残念ですが、その籠は柳行李という、柳で編まれた籠なのです。今では作り手がとても少なく(1人?)、貴重なものになっているようで、
錦湯ではそれが大切に手入れされ、使われています。
ロッカーの中に柳行李が置いてあり、それに衣服を入れます。
ロッカーの上部にも名前入りの柳行李がずらっと並んでいるのですが、
それは常連さんのものなので使ってはいけないみたいです。
浴場は船岡温泉に続き、またもや鮮やかなマジョリカタイル!
とてもかわいいです。
浴場の広さも、広くもなく狭くもなく、なんだか落ち着く広さです。
ただし、お湯は熱めなので、熱いお湯が苦手な人は要注意。
しかし、雰囲気も良く、広すぎず狭すぎないこの錦湯。
アクセスが良いのに、中に入ると外とは全く違う世界に惹き込まれそうなところも、魅力の一つではないでしょうか。
ちなみに、錦湯は、定休日に様々なイベントも行っており(毎週ではありません)、過去には寄席や、芸大とのコラボイベント、怪談イベントなど、色々なことが行われているようです。
銭湯で行われるイベントなんて、とても楽しそう...!
観光帰り、こんなディープな京都を体験し、
体も心も爽やかになって家路につくというのも
京都の新たな楽しみ方の一つではないでしょうか。
【錦湯】
電話:075-221-6479
営業時間:16:00〜24:00
定休日:月曜
料金:410円
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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