もうすぐ南座の「吉例顔見世興行」が始まります
2013年11月21日
四条大橋の東詰に立つ南座は、歌舞伎や一般演劇などが行われる劇場です。
歌舞伎の原型は、慶長8年(1603)、出雲阿国によって四条河原で始められた
「かぶき踊り」だと言われています。
その後の元和年間(1615?1623)に、
京都所司代の許しを得て建てられた7つの櫓(芝居小屋)のうち、
現在までこの地で上演を続けているのが南座です。
400年という長い間、発祥の地で歌舞伎を上演し続けているのは国内でも他に例がありません。
建物の東側には「阿国歌舞伎発祥の地」の碑が立っています。
その南座では、11月30日(土)?12月26日(木)、
京都の冬の風物詩としておなじみの「吉例顔見世興行」が行われます。
東西の人気役者が顔を揃える公演で、
建物の正面に、歌舞伎役者の名前が書かれた「まねき」が掲げられることでも有名です。
昼の部と夜の部で演目が異なり、
それぞれ公演時間は5?6時間で、豪華絢爛な舞台を満喫できます。
11月25日からこの正面に「まねき」が掲げられます。
詳しい公演情報は「歌舞伎美人」のサイトへ。
今年の顔見世の目玉とも言えるのが、
九代目 市川中車(香川照之)と、六代目 片岡愛之助。
人気ドラマ「半沢直樹」に出演したお二人です。
また、今年の顔見世では、
二代目 市川猿翁、四代目 市川猿之助、九代目 市川中車の
襲名披露も行われます。
市川猿之助、市川中車さんは、11月25日(月)午前9時の
「まねき上げ」にも参加されます。
日本人として一度は観ておきたい歌舞伎。
この機会にぜひどうぞ。
【京都四條 南座】
075-561-1155(代)
京都市東山区四条大橋東詰
阪急電鉄 河原町駅[1番出口]より徒歩3分、または、京阪電鉄 四条駅[6番出口]よりすぐ
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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