第27回 下鴨納涼古本まつり
2014年8月18日
「京都の三大祭」といえば「葵祭」「祇園祭」「時代祭」ですが、
「京都の三大古本まつり」をご存知でしょうか?
そうです。
「春の古書大即売会」「下鴨納涼古本まつり」「秋の古本まつり」です。
それぞれ、「みやこめっせ」「下鴨神社境内・糺の森」「百萬遍知恩寺境内」で行われます。
中でもお盆の8月11日から16日に行われる「下鴨納涼古本まつり」は
ナス子が毎年とても楽しみにしているイベントです。
今年も、仕事がお盆休みに入った13日に出かけてきました。
世界遺産・糺の森に、白いテントがひしめきます。
今年は京都、奈良、大阪、兵庫、岡山より37店が並び、約80万冊の本が来場者を迎えたのだそう。
思い思いに本の海をさまよう来場者。どの顔もとても真剣で楽しそうです。
木々のおかげで心もち涼しく、たくさんの人がいるのに静かなのも、心地よい空間を作り出しています。
こちらは「萩書房」さんのユニークなパネル。
小さな穴があいていて、記念撮影ができます。
この穴から顔を出して、ラグビーボールの気分を味わうのでしょうか…
それとも、手を差し入れて腕組みのポーズをキメるのでしょうか…
絵本や児童書が1万冊揃う児童書コーナーも見逃せません。
絵本や紙芝居の読み語りもあり、多くの親子連れでにぎわっていました。
森を流れる瀬見の小川に足をひたすのも気持ちがよさそうです。
毎年、まぶしいほど青い空の真下で行われる「下鴨納涼古本まつり」ですが、
今年は初日に暴風警報が発令されたため、12日からの開催となりました。
また、豪雨に見舞われた最終日。
ナス子は雨足がやや落ち着いた頃に、再び糺の森を訪れましたが、
一時は小川があふれて、本を求める人々のひざ下まで冠水したそう…。
小川に足をつけるどころではありません。
あやうく、“本の海”が“本当の海”になってしまうところでした。
次回は、10月30日(木)から11月3日(月・祝)に百万遍知恩寺境内で行われる
「秋の古本まつり -古本供養と青空古本市-」。
まぶしいほどの「青空古本市」となることを祈るばかりです。
★京都古書研究会(主催)ホームページ
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。