太宰府を行く
2009年4月 7日
今回の「ぶらっとfrom福岡」は太宰府をご紹介します。大宰府は、菅原道真公を祀った「太宰府天満宮」や「大宰府政庁跡」などに加え、近年、「九州国立博物館」もオープンし、福岡県内有数の観光地として知られています。
6月に花菖蒲が咲き誇る「菖蒲池」(写真上)、小さなお子様向きの「だざいふ遊園地」(写真中)ほか、「九州国立博物館」(写真下)の入場口も設けられています。
自動車で来られた方は周辺にも足を延ばして下さい。
「大宰府政庁跡」は遠の朝廷と呼ばれ、九州を治める役所があった場所です。奈良時代~平安時代に建築物が多数あったが、939年の藤原純友の乱で焼失。現在は広大な土地が残っています(写真上)。
葉桜になっていますが、お花見を楽しむ方たちがたくさんいます。政庁跡に流れる小川を、散った桜が覆っています(写真下)。
「四王寺山」は大城山、大野山とも呼ばれており、標高410m、大宰府の街並みや山々が一望できます。「大野山霧立ち渡る わが嘆く息嘯の国に霧立ちわたる」と山上憶良が詠んでおり、朝鮮式山城・大野城跡も残っています。
かまど神社近くにある「都久志の湯」はラジウム泉 単純アルカリ性単純温泉。大浴場、露天風呂(写真上)のほか、半露天の家族湯(写真下)もあります。入館料は500円、家族湯は1部屋プラス1000円~です。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。