夏の唐津へ 第2弾
2009年7月21日
今回の「ぶらっ人 from 福岡」は、前回に続き"夏の唐津(佐賀県)へ"の第2弾をお届けします。
呼子では毎朝7時30分?11時まで朝市が開催され(元旦除く)、山海の幸を揃えた出店が並びます。また、名物・イカ料理を味わえる食事処が街の至る所にあります。
呼子のイカ料理は、通常イカ刺し、イカ天ぷら、イカシューマイなどが次々に並ぶコース料理で、1人前3000円前後です。呼子のイカはヤリイカと呼ばれていますが、実際はケンサキイカが使われています。(写真はイメージ)
呼子から国道204号で肥前町へ、途中、日本の棚田百選に選ばれている浜野浦の棚田があります。浜野浦の地名は、急傾斜の海岸、緩やかな丘、入り江のある集落から名づけられました。棚田は、浜野浦川の浸食谷に大小283枚の田んぼが連なっています。息を飲むほど夕陽が美しく、プロポーズするのに最もふさわしい場所「恋人の聖地」にも選定されています。
国道204号はアップダウンが多く、右手に玄界灘が見え隠れします。仮屋湾が見えて来ると肥前町です。
今年の4月18日、肥前町と鷹島(長崎県松浦市)を結ぶ鷹島肥前大橋が開通。展望広場から大橋と海、棚田の美しい風景が広がります。
日比水道をまたぐ鷹島肥前大橋は、長さ1251m(斜張橋840m)、料金は無料です。(写真上は肥前町側、下は鷹島側から撮影)
大橋開通後から、たくさんの観光客で賑わっています。また、大橋には歩道があり、潮風を感じながら歩いて渡ることができます。高さが105mもありますので、高い所が苦手な人はNGですね。
鷹島は周囲43km。2度の元寇襲来の歴史があり、史跡も数多く残されています。沈没した元軍の船が沈んでいるといわれ、調査発掘されたものが民俗資料館に展示されています。
島の北部には、モンゴル・ホジルト市との交流から生まれたモンゴル村があります。海を望む緑の草原・モンゴル広場のほか温泉施設(入浴料500円)、レストランなどもあります
鷹=ホークスの縁から、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの勝利のモニュメントが展示され、「勝利の風が吹く島・鷹島」と、王貞治前監督の直筆・必勝の文字が刻まれています。
モンゴルの遊牧民が使う移動式住居のゲル30棟をモンゴルから運んできており、宿泊することができます。
円形のゲルは、2本の柱によって支えられ、覆いは羊の毛で造られています。1名?4名までの宿泊が可能です。
鷹島モンゴル村 入場無料 TEL0955-48-2331
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。