由布院を巡る 1回目
2010年1月 6日
2010年の「ぶらっ人 from 福岡」第1弾は、今や九州を代表する温泉地となった由布院をご紹介します。
*由布院温泉は、湯布院と記されることもありますが、こちらは、由布院温泉に、湯平温泉と塚原温泉を加えた温泉地として表すことが多いようです。
由布院駅前は、ランドマーク由布岳を望みながら進む由布見通りです。
まず、由布院温泉街を見渡せる狭霧台(さぎりだい)へ。県道沿いの展望台から、由布院の街並みを一望(上)。高いビルが建ってないのが特徴です。秋から冬にかけて見られる、朝霧のスポットとしても知られています。
後ろには、標高1584mの由布岳の偉容が眼前に。その美しい雄姿から、豊後富士とも呼ばれています(下)。
街中に戻り、湯の坪街道を散策します。狭い道の両側に、いろいろな店が並ぶ、由布院のメイン通りです。(上・中)。今までの、由布院の雰囲気と異なる店舗もありますが、そこは目をつむって(笑)。
湯の坪街道を折れると、周辺には小川が流れ、自然があふれています(下)。
お土産におすすめの「パン工房まきのや」(上)。天然酵母と国産小麦を使う、人気のパン屋さんで、休日はすぐに売り切れてしまうことも。ミルクたっぷりの高原ミルクパンに、私が大好きなアンパンを買いました(下)。火曜日が定休です。
その隣にある「湯布院 薬味家」は、薬味の専門店です(上・中)。柚子やカボスを使った薬味(下)は、どれも香りが豊かで、うどんやそば、鍋物はもちろん、刺身や天ぷらなどにもぴったりです。
由布院の観光スポットで必ず紹介されている「金鱗湖(きんりんこ)」。周囲400mほどの温泉が流れ込む淡水湖で、明治初期の儒学者・毛利空桑が、湖で泳ぐ魚の鱗が、夕陽に染まり金色に輝くのを見て名付けたと言われています。
温泉の湧出量国内3位、源泉が852本もある由布院温泉には、共同温泉も数多くあります。金鱗湖の湖畔にある混浴の「下ん湯」(上)は、10時から23時まで入浴できます(下)。無人ですので、料金箱に200円を入れて下さい。
次回は、宿泊した由布院温泉「ゆふいん椿」をご紹介します。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。