由布院を巡る 2回目
2010年1月20日
「ぶらっ人 from 福岡」は、前回に続いて"由布院を巡る旅"2回目をお届けします。
今回の由布院の宿は「ゆふいん椿」。大分自動車道・湯布院ICにほど近い高台にあり、"豊後富士"と称される由布岳や、由布院の街並みが一望できます(上)。中心街から少し離れていますが、落ち着いた大人の宿といえます。宿の周辺は自然にあふれ(中)、敷地内は木立に囲まれています(下)。
7つの部屋はすべて離れで、メゾネット5部屋とフラットタイプ2部屋が用意されています(上)。私が宿泊したのは、メゾネットタイプの"夕顔"(中)。玄関を入ると、広い二間の和室(下)で、奥の階段を降りると展望風呂があります。一昨年オープンしたばかりですので、清潔感いっぱいの部屋です。
檜の展望風呂は、もちろん源泉かけ流し(上)。窓を開けると、露天風呂感覚です。湯船からは、夕暮れの由布岳が見えました(下)。泉質は、アルカリ性が強く、肌がすべすべになる美人の湯です。
お待ちかねの夕食は、豊後水道鍋会席。まず、小鉢に続き、焼き甘鯛の霙仕立の椀物、お造りは関鯖と鯛(上)。焼き物の、真名鰹の味噌柚子庵焼き(中)を食した後は、浅利寿司(下)。どれも上品な味で美味しい。適度な量も私好みでした。
豊の海近海鍋は、豊後水道で獲れたピチピチの魚介の鍋です(上)。新鮮な鯛は、しゃぶしゃぶ風で頂きました(中)。締めは、魚介の旨味がたっぷり出たスープを使った雑炊(下)。
最後は、プリンの上にモンブランがのったデザート。スタッフの接客もすごく良くて、お腹も、心も満腹に?。
美しい月灯りの下の、由布岳と由布院の街並み(上)。湯煙りも見えます。
さわやかに目覚めた朝は、由布院名物の朝霧もたなびいていました(下)。
宿内には、丸石の温泉家族風呂があり、無料で利用できます。
滋味たっぷりの朝食(上)。前日に白米(中)か十六穀米(下)を選び、土鍋でほかほかのご飯が頂けます。
アットホームな雰囲気の中、部屋付きの温泉に何度も浸かれて、とてもリラックスできました。由布院でお気に入りの宿になりました。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。