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産業遺産が残る大牟田

2010年8月10日

8月1回目の「ぶらっ人 from 福岡」は、福岡県南端の都市・大牟田をご紹介します。かつて、三井三池炭鉱の石炭産業で栄えた大牟田ですが、石炭が衰退し人口も減少。現在では「やさしさとエネルギーあふれるまち」として、環境リサイクル産業などに力を入れて生まれ変わろうとしています。

1大牟田駅.JPG列車で福岡市内から大牟田へは、JR九州・鹿児島本線か、西日本鉄道・天神大牟田線を利用します。「大牟田駅」は、両社の駅が併設されています。

2道の駅おおむた.JPG車で行く場合、九州自動車道・南関IC(熊本県)を経由。IC近くには、「道の駅おおむた」があり、地元で採れた新鮮な野菜、果物のほか、四季の花やハーブを展示・販売する花ぷらす館もあります。

3石炭産業科学館 外観.JPG 4石炭産業科学館 内観 .JPG「石炭産業科学館」は、1469(文明元)年から続く大牟田と石炭の歴史や歩みを展示しています(上)。入場料400円
模擬坑道やエネルギー体験遊具など、遊び感覚で石炭産業について楽しく学べます(下)。

大牟田には、多数の産業遺産があります。代表的なものをピックアップしてみましょう。
5三池炭鉱 宮原抗跡.JPG「三池炭鉱 宮原抗跡」は、1901(明治34)年に建設された鋼製櫓と、煉瓦造りの巻上室が残ります。万田抗(熊本県荒尾市)とともに、世界遺産のリスト入りを推進。毎月第3土曜日に、一般公開されています。

6閘門 満潮時.JPG 7閘門.JPG三池炭の積み出し港として1908(明治41)年に開港した「三池港」の大きな特徴は閘門(こうもん)式水門。有明海の干満差が5m以上あるため、干潮時でも大型船が着岸できるように造られ、現在でも使用されています(上)。
閘門の内側ドッグ内は、常に8.5mの水深が維持できています。係留されているクレーン船「大金剛丸」は、明治時代の英国船。黄色い上屋やクレーアーム、歯車は当時のまま(下)。

8旧三井港倶楽部 庭側.JPG 9旧三井港倶楽部内観.JPG「旧三井港倶楽部」は、三井港が開港した1908(明治41)年に建設された洋館(上)三井財閥の迎賓館として使われて来ました。
桃山時代の山本花鳥金屏風など数々の所蔵品も魅力(右)。ランチやディナーが楽しめるレストランのほか、ウエディングでも利用できます。

10有明海沿岸道路.JPG大牟田再浮揚のために建設された「有明海沿岸道路」。大牟田の街並みに加え、有明海越しに島原半島や雲仙も見えます。

11新大牟田駅.JPGこちらも大牟田再浮揚の鍵を握る「新大牟田駅」。来年3月の九州新幹線全通時に開業し、博多駅まで15?20分で結ばれることになります。

12草木饅頭.JPG大牟田の名物といえば「草木饅頭」。百年近い歴史を持つ、ひと口サイズの白餡が入った蒸し饅頭。ひとつ40円とお手頃です。

取材日:8月9日(月) *一部写真は「地域を元気にした港」取材時のものを使用

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取材担当プロフィール

東 淳二郎

1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi