温泉地・別府をご紹介 1
2011年3月 9日
今回の「ぶらっ人 from 福岡」は、日本を代表する温泉地・別府を巡ります。別府は、明治初期から温泉地として発展。別府八湯=別府、鉄輪(かんなわ)、観海寺、明礬、亀川、紫石、堀田、浜脇の温泉郷があり、日本一の湧出量、源泉数を誇ります。
前回ご紹介した、大分県南部の街・佐伯駅から特急電車に乗り、夕方過ぎ別府駅に到着しました。
宿泊する旅館に行く前に、鉄輪温泉展望台へ。別府らしい、湯煙がたなびく風景が見えます(上)。
鉄輪温泉街は、温泉熱を利用した蒸し湯でも知られています(中)。蒸し湯は、いわば天然のサウナで、神経痛、筋肉痛、五十肩などに効能あり。無料の蒸し足湯もあります(下)。
鉄輪温泉街から少し離れた住宅街にある「徳の宿 ふぶ庵」は、夕・朝食が付かない素泊まり旅館。離れタイプで、全室に温泉風呂が付いています。宿の名は、織田信長が理想として揚げた"天下布武"が由来だそうです。
和洋メゾネットが4棟、和洋平屋が3棟あり、事前に平屋の「和徳」を選び予約していました。宿泊料は、1部屋2人で16,000円でした。
オープンして1年ほどですので、清潔で過ごしやすく、二人で過ごすには十分な広さです(上・中・下)。
「和徳」には、内湯と半露天風呂があり、もちろん源泉かけ流し。泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。神経痛、運動麻痺、関節のこわばりなどに効能があります。
内湯は、鉄平石を使っています。なみなみと源泉が注がれた湯船につかって、お湯があふれ出す様は、まさに至福の時。
半露天風呂には、別府石が使われています(上・下)。PH値8.4のとろ?りとした優しいお湯です。
晩ご飯は、宿の女将さんが勧めてくれた回転寿司屋「水天」へ。別府は回転寿司屋のレベルが高いと聞いていたので楽しみにしていました。玄関から趣きがあります(上)。
店内には、生け簀もあります(下)。レーンに寿司は、ほとんど流れてなく、お客さんは板さんに直接注文します。
カニ三昧、ヒラメ、海老、シャコほか(上・中・下)、新鮮な魚介に舌鼓を打ち、大満足でした。
翌日、朝の陽が射しこむ中、再び温泉三昧。
次回は、別府の街やグルメ、温泉をご紹介します。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。