筑前の小京都「秋月」
2013年8月15日
約800年の歴史を誇る、筑前の小京都「秋月」。城下町として栄えた街並みは、静かな佇まいです。
野鳥川に架かる「眼鏡橋」は、秋月藩が1810(文化7)年に建造した石橋。秋月の街の入口にあります。
野鳥川上流には、暑さを忘れさせてくれる納涼場も設けられています。
秋月城址に沿って桜並木が続く「杉の馬場」。江戸時代は杉並木だったことから、名付けられたそうです。
武家屋敷の面影を残す「長屋門」。正しくは内馬場裏御門と呼ばれ、使用人の通用門として使われていました。
秋月城の正門に至る「瓦坂」。瓦が縦に並べて敷き詰められています。
眼鏡橋のたもとにある天然酵母のパン屋「月の峠」(上)。シーズン中は行列ができています。
モチモチの生地で、どのパンも美味。特にカレーパンは一日900個も売れる人気商品です(下)。
桜や紅葉の季節は多くの観光客で賑わう「秋月」ですが、オフシーズンは人影もまばら。落ち着いた雰囲気の中、散策できました。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。