太宰府観光列車「旅人」
2014年9月 4日
今年3月から運行が開始された、西日本鉄道=通称・西鉄=の太宰府観光列車「旅人」=たびと。太宰府に赴任した、万葉集の代表的歌人・大伴旅人が列車名の由来です。
「旅人」は6両編成。西鉄二日市駅⇔太宰府駅を平日11往復、土曜・休日は14往復。福岡(天神)駅9時46分発の急行1本のみが、西鉄二日市駅を経由して太宰府駅まで直行しています。
天神大牟田線の特急で使われている8000系を改造。車体は、太宰府のシンボル・梅をイメージした淡いピンクに、伝統的な和文様・麻の葉を配置しています。
各号車には、太宰府の観光スポットがイラストで描かれています。その一部をご紹介しましょう。
1号車=太宰府政庁跡(上) 宝満山(下)
2号車=戒壇院(上) 観世音寺(下)
3号車=水城跡(上) 九州国立博物館(下)
車内を見てみましょう。1号車・6号車の前方12席は、梅の文様をあしらった特別シートです。
車両別に6つの開運テーマを設定。1号車は具合わせ文様で縁結び。
3号車は、波兎文様で安産(上)。太宰府市の観光宣伝隊長・千梅ちゃんのコメントも。
3号車には、太宰府のお土産などを展示するカウンター(下)や、記念スタンプを設置したスタンプ台があります。
6号車は、梅文様で学業成就。
次回は、「旅人」に乗って太宰府線をレポート。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。