SLやまぐち号②
2017年10月 4日
九州を出て関門海峡を越え、長門湯本温泉に宿泊。翌日は新山口駅から山口線=新山口⇔益田駅=特急「スーパーおき」に乗車し、津和野駅=島根県=を目指しました(上・下)。
山口線には、1922(大正11)年に建てられた蒸気機関車時代の給水塔跡(上)、1919(大正8)年建造の徳佐駅木造駅舎(下)など、鉄道遺産が残存しています。
車窓にのどかな田園風景が広がります。
新山口駅から約1時間、津和野駅に到着(上・下)。
留置線に、このあと乗車する「SLやまぐち号」新型客車が待機中(上・下)。SLはSteam Locomotive=蒸気機関車の略です。
益田駅側には、蒸気機関車用の転車台が見えましたので、行ってみることに。
津和野駅前には、山口線で活躍していたD51型を展示。11月25日から同型機が「SLやまぐち号」をけん引します。
津和野駅を望む踏切を渡ると(上)、待機するC57型が見えました。近くで見学できるよう公園のようになっています(下)。
1937(昭和12)年製のC57型1号機は、その流麗なスタイルから"貴婦人"の愛称を持ちます。動輪の直径は175cm、間近で見るSLは迫力満点(上・下)。
出発に向けて準備が始まります。C57型が後退し、転車台で向きを変えました(上・下)。
津和野駅の新山口駅側に行くと、留置線の客車の先頭にC57型が連結されていました。この後、一旦前へ進み、バックしてホームに入線(上・下)。いよいよ「SLやまぐち号」に乗車します。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。