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メルヘン街道(2)

2015年8月18日

 グリム童話には実在する地名が出てくる話は数少ない。そのいくつかを紹介する。その際、画家オットー・ウッベローデ(1867-1922)がグリム童話のために描いた挿絵と実在の地とを比較してみるのも面白いかもしれない。

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☆いい人が現れるようにと聖アンナに祈る娘とそれを盗み聞きした僧のたわいない言い争いの話。

「ブラーケルの娘」(ノルトライン・ヴェストファーレン州ブラーケル)

 

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☆娘が祈った聖アンナ礼拝堂

 

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☆礼拝堂の中の聖アンナ像

 

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☆「ブラーケルの娘」の噴水(マルクト広場)

 

 ミュンヒハウゼン(ヘッセン州マールブルク近郊)の小高い丘クリステンベルクにはボニファーティウス(ブログ6/11)が建てたという教会がある。灰かぶり(シンデレラ)が父に頼んだ土産のハシバミを母の墓に植えるシーンはこの教会が背景になっている。

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☆この木にやってくる小鳥が灰かぶりを幸せにする

 

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☆ボニファーティウス教会。手前は墓地

 

 最近のディズニーのアニメにもなった「ラプンツェル」はドイツでは人気の高い話である。塔の中に閉じこめられた長い髪のラプンツェルのイメージは実に強烈である。

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☆塔の中のラプンツェル

 

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☆アーメナウ(ヘッセン州)にある「ラプンツェルの塔」

 

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☆昔、ラプンツェルの映画のモデルになったトレンデルブルク城(カッセル近郊)の塔。アーメナウと似ている?

 

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☆ラプンツェル(1905年のカレンダーより)

 

 「ホレ」は、異次元の世界に棲み、その出入口は井戸や池にあるが、空から雪を降らせるという不思議な民間伝承の霊的存在。グリム童話の「ホレおばさん」の原型。

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☆「ホレおばさん」

 

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☆ホレが住んでいるという「ホレが池」(カッセル近郊カウフンガー・マイスナー盆地)

((3)に続く)

 

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取材担当プロフィール

西村佑子(にしむら・ゆうこ)

うお座。早稲田大学大学院修士課程修了。
青山学院大学や成蹊大学の講師を経て、現在はモアビートプロモーションの「ドイツセミナー」講師。
これまでに「グリム童話の魔女たち」展(栃木県いしばし町グリムの館)の企画・監修やドイツ魔女街道ツアーの同行講師、
薬草専門誌に連載記事を掲載するなど、ドイツの魔女と薬草にかかわってきた。
主な著書に『グリム童話の魔女たち』(洋泉社)『ドイツ魔女街道 を旅してみませんか?』(トラベルジャーナル)、
『魔女の薬草箱』『不思議な薬草箱』(いずれも山と溪谷社)、『ドイツメルヘン街道夢街道』(郁文堂)など。

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