大雨だった卒業式
2008年5月13日
9日金曜日は夫の卒業式でした。アメリカでは有名なアートスクー
今回もソレ。散々な卒業式でした。
まず、卒業式が金曜日というのもおかしい。しかも運が悪いことに今年の卒業式は大雨。朝から夜までずーーーっと降っていました。式が始まる朝10時前から私と夫の両親はキャンパスへ。セレモニーは毎年中庭でやるので、この長雨で地面はぐちゃぐちゃ、備えられたイスは全部雨でべちゃべちゃ、しかもみんな傘をさしているのでステージは何も見えません。しかも寒い!日本はもう夏みたいに暖かいようですが、ニューヨークはまだジャケットがいるくらい寒いので、式が始まってから卒業生が入場しはじめる頃には体が震えるくらい寒くなってきました。しかも見えるのは人の傘だけ。ステージも何も見えません。
たまりかねて校舎に入るとたくさんの父兄が避難していました。すでにあきらめてイスに座ってまったりしている父兄、あらゆる校舎の窓際を陣取って必死にカメラやビデオカメラを構えている父兄と様々でした。私はというと、自分の娘や息子を写真におさめようとがんばってトイレの窓を陣取っている父兄とまじってトイレでカメラを構えていました。遠くで学長やら学部長のコメントがかすかに聞こえるなか、どんどん生徒が席を離れていくのが見えました。なんと卒業式が雨のために途中でキャンセルされたのです。一人一人名前を呼ばれてステージで卒業証書を受け取る儀式は全部キャンセル。トイレの窓から眺めていた私は落胆しました。「今までこんな汚いトイレで1時間以上カメラ構えて待ってたのに!」
毎年セレブがゲストとして呼ばれるのに(私の卒業式はダースベーダーの声のジェームズ・アール・ジョーンズ(James Earl Jones)と、ジョン・リバーズ(Joan River)とかいうよくテレビに出てくるおばちゃんが来た)今年はゲストなし。有名な建築家、ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)が来ていたのですが、建築を知らない私には興味なし。誰が来るか楽しみにしていたのにショックでした。色んな意味で中途半端な卒業式で、「ま、これもプラットらしいな」と無理やり納得。でもちゃんと学長から卒業証書を受け取ってほしかったのでとっても残念でした。
その後はみんな震えながらさっさと家に帰ってしまってあっさりでした。私たちもこの雨と数時間によるトイレでの陣取り合戦で体力を消耗してさっさと家に帰りました。
まず、卒業式が金曜日というのもおかしい。しかも運が悪いことに
たまりかねて校舎に入るとたくさんの父兄が避難していました
毎年セレブがゲストとして呼ばれるのに(私の卒業式はダースベー
その後はみんな震えながらさっさと家に帰ってしまってあっさりで
- みんたん
みんたん(Midori S. Mans)
岐阜市出身。
2002年ニューヨークに移住。
アートスクールPratt Instituteを卒業後グラフィックデザイナーとなる。
夫と猫二匹(ジャスミン&サファイア)でブルックリンに住んでいる。