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歴史ロマンを感じる勝連城跡

2016年10月31日

世界遺産である勝連城跡は、12-13世紀ごろ(日本史でいう鎌倉時代)に築城されたと言われている、沖縄の最古の城跡です。勝連城は、海外との貿易で栄えたといわれ、中国の元時代の陶器や東南アジアのものが多く発掘されています。2016年9月末には、ここから発掘されたコインのうちの4枚が3-4世紀の古代ローマ時代のコインということがわかり、話題になりました。栄華を誇った勝連城は、10代目城主の阿麻和利(あまわり)の時代にもっとも栄えますが、琉球王への反逆で1458年に滅び、廃城になったとされています。

自然の地形を生かして作られた勝連城は、小高い山の上にあり、何よりその美しい曲線が目をひきます。青空と緑に囲まれたとても美しい城跡です。ただ、結構登り道を歩くので、歩きやすい恰好がお勧めです。

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まずは三の曲輪(くるわ)。御庭(うなー)とよばれる広場です。

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次に二の曲輪(くるわ)。ここには舎殿跡があり、昔の栄華がしのばれます。

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二の曲輪にある「ウシヌジガマ」。一の曲輪の洞窟とつながっているそうで、戦いの時に、一の曲輪の宝物を隠して運んだり、または阿麻和利自身がここを通って逃げた、という伝説も残されているそうです。

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一番上にある一の曲輪からは、中城湾、そして海中道路など、360℃パノラマの眺めが最高です。

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一の曲輪まであがると、特に暑い時期は汗だくになるくらいですが、この景色を見ると、あがってきてよかったなと思われるんじゃないでしょうか。城跡には日陰はないので、帽子と水分補給を忘れずに、各自のペースでのぼってみてください。

勝連城の最後の城主となった阿麻和利は、琉球王に反逆したと悪者扱いされていることもあるのですが、おもろそうしという沖縄の古い歌集には、「肝高(ちむたか:気高いなどの意味)の阿麻和利」とされ、すばらしい城主だったという説もあります。阿麻和利の妃は、琉球王の尚泰久の王女であり、かつ、築城の名手・護佐丸の外孫で、絶世の美女で神女といわれる百度踏揚(ももとふみあがり)で、阿麻和利がまず護佐丸を倒し、その後琉球王への反逆を企てていたのを彼女が密告し、阿麻和利は首里からの軍隊に打たれたとされています。そして、その戦いから彼女を助けたといわれる鬼大城(うにうふぐしく)と再婚しますが、また琉球王朝のクーデターで鬼大城が攻め滅ぼされたと、とされています。夫と祖父、夫と父の戦いを彼女はどんな想いでみていたのでしょう。

奇しくも日本本土でも戦国時代直前のころで、私の勝手なイメージでは、百度踏揚は、絶世の美女であることや、夫の反逆を生家に伝えて夫が滅ぼされた、などから、なんとなく、織田信長の妹のお市の方を連想したりします。いろいろな歴史の見方があって、今となっては本当のことはわからないけど、どうだったんだろうと想像するのも楽しいですね。

地元うるま市の中高校生の現代版組踊り(ミュージカル)の「肝高の阿麻和利」もとても人気で、関東や関西、九州などで公演を行ってもいるので、いつか東海地方での公演もあるかもしれません!沖縄トヨタのテレビCMの琉球偉人シリーズでも、阿麻和利や百度踏揚編もあり、とても人気の高い二人です。

勝連城跡は、入場料無料。駐車場と案内所及び休憩所は、9-18時の営業ですが、それ以外の時間でも見学はできます。ただ、暗くなると足元が危ないので、じゅうぶんに注意してください。

勝連城跡→http://www.katsuren-jo.jp/

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取材担当プロフィール

田辺 里美

南国リゾートが大好きで、2002年に家族で沖縄に引っ越し。
本島内を中心にくまなく遊びながら情報提供しているうちに、観光関係(特に家族旅行)を中心としたライターの仕事も受けるようになる。
趣味はシュノーケルと食べ歩きと旅行。食べ歩きのせいか、どんどん横に大きくなるのが悩みの種。離島へのミニ旅行が楽しみで、特に宮古島と阿嘉島が好き!
息子たちが巣立った後は、夫と小さい民宿を開くのが夢。

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