厄年女の丸かじり!!
2009年2月 7日
仙台の冬の風物詩のひとつ、「どんと祭」をご紹介しましょう。
これは、毎年1月14日、宮城県を中心に行われるお祭り。
神社の境内で正月飾りを焼き、御神火にあたることで、
1年の無病息災と家内安全を祈ります。
県内の神社で行われますが、最も有名なのが仙台市青葉区にある
大崎八幡宮です。さすが鳥居もでっかい。
...が! 大崎八幡宮でのどんと祭に参加する前に、まずは腹ごしらえ。
立ち寄ったのは「キッチンミンスク カフェ・ターク」さんです。
ベラルーシ共和国出身のナタリアさんがキッチンで腕をふるい、
スラヴ地方のごちそうをいただくことができます。
この日のランチは「スラヴ風ミートボールのスープ」「スラヴ風スパイシーチキンの衣揚げ&
蕎麦の実のカーシャ添え」「グリーンサラダ」「ニンジンのオイル漬け」。
もう、ここのお料理は毎回来るたびに感動です。
1度取材で来て以来、連れを毎度変えて何度かお邪魔しているけれど、
同じものを食したことがないし、何を食べても美味しい!
コーヒーセットにしても950円というリーズナブルさ。
仙台の名産品は何ひとつとして出ませんが、ここは一度足を運ぶ価値ありです。
特に、手作りのケーキやビーツを使ったボルシチは涙が出るほどの絶品ですよ。
...と、お腹がいっぱいになったところで、八幡さままでの道をそぞろ歩き。
昔懐かしい駄菓子屋「花」では、子どもたちが実に楽しそうに品定め。
江戸末期創業の「庄子屋醤油店」では、ゆず味噌やゆず醤油を買い求めるお客さんが
集まっていました。さわやかな酸味のゆず味噌は、お豆腐やあっさりした白身魚のお刺身とも
相性がよさそう。どんと祭の時だけ、店頭で玉こんや味噌おでんの販売をします。
江戸から昭和にかけての骨董がそろう「古民藝 春昼堂」。
洋品店「ホズミ」では、裸参り一式セットが販売されていました。
外国人観光客なら「COOL」を連発するに違いありません。
そう、この大崎八幡宮のどんと祭、一番のみどころがこの「裸参り」なのです。
白はちまき、さらしを巻いて、私語を慎むために「含み紙」と呼ばれる紙を口にくわえます。
足元は足袋とわらじ。右手に鐘を左手に提灯を...という出で立ちで、御神火にあたるのです。
この時期の仙台、正直言って寒いです。(´д`)
裸参りの男衆には、ただただ頭の下がる思い。今年は、不況の影響もあってか、
2400人超が参ったそうです。1年幸せに過ごせるといいですね。
これ! これが御神火です。
あったかい、っていうか...あ、熱い。
でも、「どんと祭の火にあたると、風邪をひかないらしいですよ」という、お出かけ直前に
知り合いの編集者が言った言葉が頭をよぎり、ちょっと余計にあたってみました。
厄年だしね。(*´∀`)
境内では、さまざまな屋台も立ち並びます。
熊手、魔除けといった縁起物から、芭蕉だんご、おやきなど美味しいものもたくさん。
気づいたら、両手いっぱいに食べ物の入った袋を持っていましたよ。♪(´ε` ) フフフン
- 岡沼 美樹恵
高校生の時に仙台の地を踏む。当時”ガンズ・アンド・ローゼス”のギタリスト・スラッシュのヘアスタイルにするほどロックにのめり込む。
大学卒業後、東京での出版社勤務を経て、仙台でフリーライターに。
テレビ誌、地元情報誌などでアーティストインタビュー、映画レビューなどを担当。ほぼ毎日のように届く音楽サンプルに埋もれ、あれもこれもと手を出すうちに、どんなジャンルが好きなのか分からなくなって、現在カオス状態。
かつては、かなりの酒豪を自認し、寝酒に焼酎をラッパ飲みしていたが、年齢とともに衰え、今では数杯で大トラに(まわりのみなさん、ごめんなさい!)。
趣味は、帽子集め&休日のお出かけ。
アウトドア、グルメなど楽しいことを求めて、愛車のマーチ号改め、ノートを走らせている。
夢は「世界グルメツアー」に出ること。
これでも一応、一児の母。
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どんと祭、毎年のことながら出店やらがたくさんあってとってもウキウキしてしまいます。
スラブ料理は写真をみるまでどんな料理か想像がつかない感じでしたがとってもおいしそうです♪店の雰囲気もよさそう♪ぜひ行ってみたいです?
さびえ | 2009年2月16日 19:29