蛍―ホタル―
2012年7月20日
暑い日が続きますが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか?
今回のテーマは「ホタル」です。
あの、おしりがピカピカと光る小さな虫です。
枕草子にも「夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる」とありますよね。
平安の時代から私たち日本人の目を楽しませてくれたホタルですが、都市化が進むにつれ
その数は激減。都会では滅多に見ることができません。
そんなホタルを、仙台では見ることができます。
太白区笊川上流で行われた「蛍まつり」に行ってまいりました。
会場となった「太白山自然観察の森」は、昼間はこんな感じです。
今回も「ぶらっ人」の友・息子を連れていきました。
笊川の水はこんな感じ。
そして夜です。
こんな幟がたっていました。
もちろん、この笊川のホタルは
自然繁殖したものではありません。
太白区蛍の里づくり推進協議会の
みなさんが保護活動を行い、
繁殖させているからこそなのです。
私のつたないカメラでは、これしか撮れませんでしたが、
20匹くらいのホタルたちが飛び交い、ふわりふわりと柔らかな光を放っていました。
それはそれは幻想的で美しく、息子と「きれいだねぇ」としみじみ。
会場には、太白区蛍の里づくり推進協議会の方々がいて、
虫かごに入ったホタルを見せてくれました。
...こう見ると、ただの虫ですな。
ホタルにとっては、水温が1℃上がると、人間の体感温度が5℃上がるのと同じなのだとか。
ですから、猛暑だと幼虫が死んでしまい、結果その数が減ってしまうのだそうです。
そう思うと、温暖化もかなり身近な問題と感じることができます。
ホタルがいつまでも見られる仙台であるように...。
エココンシャスになってみようと思った、今回の「ぶらっ人」でした。
- 岡沼 美樹恵
高校生の時に仙台の地を踏む。当時”ガンズ・アンド・ローゼス”のギタリスト・スラッシュのヘアスタイルにするほどロックにのめり込む。
大学卒業後、東京での出版社勤務を経て、仙台でフリーライターに。
テレビ誌、地元情報誌などでアーティストインタビュー、映画レビューなどを担当。ほぼ毎日のように届く音楽サンプルに埋もれ、あれもこれもと手を出すうちに、どんなジャンルが好きなのか分からなくなって、現在カオス状態。
かつては、かなりの酒豪を自認し、寝酒に焼酎をラッパ飲みしていたが、年齢とともに衰え、今では数杯で大トラに(まわりのみなさん、ごめんなさい!)。
趣味は、帽子集め&休日のお出かけ。
アウトドア、グルメなど楽しいことを求めて、愛車のマーチ号改め、ノートを走らせている。
夢は「世界グルメツアー」に出ること。
これでも一応、一児の母。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。