イヨボヤってなんだ?
2015年11月30日
みなさん、こんにちは。
先月に引き続き、今回の「東北女」も新潟編をお送りします。
新潟県村上市は、山形県との県境にあるまちです。
日本海、夕陽が美しいことでも知られていますが、なんといっても村上は「鮭」!
市内の三面川には、毎年秋になると鮭が遡上します。
しかし、なぜ村上にはたくさんの鮭が帰ってくるのでしょう?
そのはじまりは、江戸時代。
村上藩にとって大切な収入源だった鮭ですが、江戸後期に不漁となります。
そんなとき、長年鮭のことを観察し続けてきた青砥武平次というお侍が
「鮭の産卵の手助けをすれば三面川に鮭を甦らせることができる」と考え、鮭の保護をはじめたのだそう。
それから時間をかけて鮭は戻り、村上に富をもたらしました。
すごいですね。
そんなわけで、村上の人たちは、鮭をとっても大事にしているんです。
と、いうことで行ってきたのが「イヨボヤ会館」。
イヨボヤとは、この地方の方言で「鮭」のこと。そう。イヨボヤは鮭なんです。
村上の鮭の歴史や、秋であれば三面川に遡上してきた生体を展示しています。
いやー。ここが予想をはるかに上回る面白さで。
ニジマスがいたり
コイがいたり。コイなんて、水面に顔を出してパクパクする顔しか見たことなかったけど、
こうしてみると口を閉じていてもちょっとオマヌケな顔でカワイイんですね。
三面川を遡上してきた鮭。もうボロボロです。命をつなぐって、大変なんだなぁとしんみり。
そのほかにも、こんな壁画アートがあったり。
美しいでしょう?
これは撮影する私を撮影してくれたボーイ(甥っ子)。
いやー。とにかく大満足の「イヨボヤ会館」。村上観光の目玉ですな。
ついでに、お食事処では「鮭カツ丼」をいただきました。
これも激ウマー! まあ絶対に来たいぞ、村上ー!
- 岡沼 美樹恵
高校生の時に仙台の地を踏む。当時”ガンズ・アンド・ローゼス”のギタリスト・スラッシュのヘアスタイルにするほどロックにのめり込む。
大学卒業後、東京での出版社勤務を経て、仙台でフリーライターに。
テレビ誌、地元情報誌などでアーティストインタビュー、映画レビューなどを担当。ほぼ毎日のように届く音楽サンプルに埋もれ、あれもこれもと手を出すうちに、どんなジャンルが好きなのか分からなくなって、現在カオス状態。
かつては、かなりの酒豪を自認し、寝酒に焼酎をラッパ飲みしていたが、年齢とともに衰え、今では数杯で大トラに(まわりのみなさん、ごめんなさい!)。
趣味は、帽子集め&休日のお出かけ。
アウトドア、グルメなど楽しいことを求めて、愛車のマーチ号改め、ノートを走らせている。
夢は「世界グルメツアー」に出ること。
これでも一応、一児の母。
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