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地質学と金華山

2018年6月19日 国内

「地質学」というと、アカデミックで自分にはハードルが高いようなイメージがありました。

学生の頃は「地理」が不得意でしたのでなおさらです。

ですが、あるきっかけで、その基礎を少し学ぶだけで視野がグンと広がることを知りました。

ということで、今回は「山登りが楽しくなる」「やさしい地質学」というテーマで一日講座を開催させていただきました。

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講師をお勤めいただいたのは、小嶋智(さとる)先生です。

現在、岐阜大学工学部の教授で、名古屋大学山岳部OB。ご趣味は登山、山スキーだそうです。

午前中は机上講座です。難しいことをやさしく、そして、興味をそそるようにお話しを下さいました。

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先生にアンモナイトの化石をお持ちいただきました。貴重なものですが、手に取って間近に見ることができました。

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午後は金華山のハイキングです。

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ここで強力な道具を使います。イヤホンガイドです。

離れて歩いても先生のお話をしっかり聞くことができます!

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金華山にまつわる地質のお話をしていただきました。

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金華山は標高が329mの低山ですが、急峻な岩が連なりなかなか登りごたえがあります。

固い岩盤。金華山をつくっているのはチャートです。

チャートとは、海にいた放散虫などの微生物が海底に溜り長い時間をかけて固まったものです。

なんと、数億年前のものというから驚きですが、さらに驚くのは金華山はもともと海にあったということです。

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幾何学的な模様のようであり、アートのようでもあります。自然が長い時間をかけてつくった造形美。

普段、まったく気にかけなかった岩が、気が遠くなるような長いストーリーを持っていたんですね。

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歩くこと1時間余り。山頂に着きました。この日は快晴!

濃尾平野が見渡せます。

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こちらは金華山の北側の美濃山地。

遥か昔、戦国時代、織田信長はここに城を構えました。

強固な地盤、急峻な岩、遠くまで見渡すことができる独立峰。好条件を兼ねそなえていたわけですね。

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晴天だったこともあり、この日の金華山はハイカーでにぎわっていました。

手軽に登れて、それでいてアルペン的な雰囲気を持ち、さらに眺望もよい山。

戦国時代にそびえ立った山城、そして、数億年前には海にあったという不思議。

太古の歴史と自然に対する畏敬の念を感じる「浪漫の山」です。

~GAKU

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取材担当プロフィール

エミリー

エミリーです。笑顔との出会いと土地のおいしいものを食べる時に旅の幸せを感じます。添乗に出る時は、ミラーレスカメラ一眼で写真を撮ることも。カメラを向けたらぜひ笑顔で返してください。国内・海外のクルーズにもはまっています。

みっぴー

添乗やプライベートで年間20回ほど渡航し、その中でも韓国は150回以上! 夢は韓国系航空会社の機内誌にコラムを書くこと。それなりの“ネタ”をたくさん持ってます!

GAKU

海の中から3000m級の山まであらゆる場所に出没する人畜無害のさすらい自由人。新しいもの好きで、好奇心旺盛。今日もどこかで面白いものを求めて彷徨っています。

彩夏

こんにちは、彩夏です。美術鑑賞、観劇、温泉、グルメ、アウトドアまで幅広く担当します!人里離れた秘湯、山のいで湯、華やかな名湯など、温泉情報もお届けします♪

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi