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「昇龍道」春夏秋冬さすらい旅

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自転車でぶらり、水の都・松本めぐり

2013年10月28日

天守閣のたたずまい、そしてお堀の水面に反射する姿。
松本城の美しさは、まさに国宝級の美しさだと思う。
 
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そして、もうひとつの松本の名所が明治時代から建物が残される旧制小学校「旧開智学校」。
松本を訪れる人の多くは、ほとんどの人がこの2つの歴史的名所に足を向けるであろう。
 
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しかし、松本にはそれだけではない趣もある。
 
ひとつは松本市美術館に展示される松本出身の草間彌生のアート。
松本城、旧開智学校の趣とは対極にあると言ってもいい世界的な現代アートがこの町で見られるとは思わなかった。
 
松本駅からは松本城とは逆方向になるが、それほど遠くではなく歩いてでも行ける距離にある。
うまく時間が合えば、松本周遊バスタウンスニーカー「クサマバス《水玉乱舞》号」に乗っていくのも楽しいだろう。
 

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そして、松本の町で私が最も印象深く残ったのが水の都であること。
 
市街地で見られる湧水は「まつもと城下町湧水群」として、環境省の「平成の名水百選」に認定されている。
駅から松本城に向かう途中、少しメイン動線からはずれて市街地を歩くと各所で出会える井戸や湧水の噴出の様子。
 
しかも、それが画一的ではなく、すべてが違う形、違う趣をもって存在している。
それが旅人を飽きさせない。
 
しかも、それらはすべてが過去の文化財ではなく、現役で市民のオアシスにもなり、生活水ともなっているのである。
 
 
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私は真夏に訪れたこともあり、各所の新鮮な水をいただきながら町歩きを楽しませてもらった。
調べたわけではないが、この町は熱中症率はおそらく低いだろうなと、それほど町なかに給水所がある。
 
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そして、松本を旅するなら自転車の利用もいい。
今なら、アルプスの景色を遠くに見ながら気持ちいい風を感じながら町めぐりができるのではないだろうか。
 
市が運営するのと民間が運営するレンタサイクルが用意されている。
こんなところも旅人への大切なおもてなしである。
 
 
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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi