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「昇龍道」春夏秋冬さすらい旅

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奥三河の里山にて、四谷千枚田に癒されて

2016年6月30日

愛知県奥三河の里山風景が好きだ。
愛知県は全国的には工業地帯というイメージが強いかもしれないが、こんな里山風景も残されている。

ちょっと気が向くと、新城の四谷千枚田まで車を走らせる。
日本の棚田百選にも選ばれているこの千枚田には四季折々の姿があり、お日さまや雲の加減で行く度にいつも違った表情を見せてくれる。

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ふもと側の駐車場に車を停め千枚田を歩く。
「よう来たのん!」。
三河弁で書かれた歓迎看板が心を和ませる。

なだらかな斜面に沿って続く棚田の道をゆっくり上っていく。
石を積み上げ、丁寧に、丁寧に田んぼが作られている。
その一つひとつに農民たちの心と愛情が込められているかのように感じる。
そして棚田が連なるその風景はどの角度から見ても美しい。

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水が張られ、稲が植わった水田の風景が棚田としては最も映えると思う。
ひとり黙々と苗を植える農婦の姿、ひょっこり顔を覗かせるかえる君、鏡のように空を映す田んぼの姿は、
棚田ならではの日本的風景である。

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しかし、この千枚田は、水田以外の時期も魅力的だ。
春には桜と桃が競演し、端午の節句には鯉のぼりが気持よさげに泳ぐ。
秋にはススキが風を受け、冬になれば霜や雪で薄化粧をするのだろう。

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下から見上げる棚田の風景、上から見下ろす棚田の風景。
車で移動することもできるが、ここは歩いて見て欲しい。
途中途中から見えるいろいろな棚田の表情が見所なのだ。

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四谷千枚田は、新東名高速道路の新城インターから車で約30分。
名古屋からも近くなった奥三河、ちょっとしたドライブで癒しの里山へ。

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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

コメント(2)

ここなら自らの運転で行けそうな。来年こそは地図で調べて行ってみよう!
カーナビないので感ナビで。

ちこ | 2016年7月 6日 13:30

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi