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日本一のモザイクタイルのまちめぐり(岐阜県多治見市笠原町)

2016年9月21日

日本一のモザイクタイルの生産地、岐阜県多治見市笠原町へ。
JR多治見駅からバスに揺られ20分。
やきものの町らしい細い路地を抜けてバスは行く。
 
車はすれ違えるのだろうか、バスは角を曲がれるんだろうか。
そんな心配は逆に冒険心を生み、ワクワクに変わり、普段とは違う地方の町へ来たことを実感する。
たまにはローカルバスの旅もいい。
 
一番前に座ったおばあちゃんが運転手に話しかける。
多分、いつもの挨拶代わりの会話なんだろう、和やかな時間が過ぎてゆく。
 
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今年の6月に開館した「多治見市モザイクタイルミュージアム」の前で降りた。
旅の一番の目的はこのミュージアム。
 
著名な建築家、藤森照信氏の設計・デザインによる“土の壁”の圧倒的な存在感。
ただし、その外観は来館者を圧倒するわけではなく、
芝生の間の通路とメルヘンチックな小さな扉が優しく迎えてくれる。
 
 
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笠原町は、日本一のモザイクタイルの生産地。
まさに地域の誇りと産業文化の継承のために博物館は建てられた。
外観ばかりではなく、ミュージアムの内部も、光と風と空間と展示が織りなす心地よさがある。
 
 
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展示を見ながら思ったのは、「あれも、これもモザイクタイルだったんだ。」ということ。
大げさに言えば、過去の人生を振り返ると、
学校や家や生活の様々な場面で見てきたモザイクタイルの存在に気づかされる。
 
このミュージアムの役割はそういう所にもあるのだろう。
僕はそこに気づいただけで満足していた。
 
 
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せっかくモザイクタイルの町へ行くのだから、町を歩きたかった。
この町の産業文化や、その産業とともに生きてきた生活感を知りたかった。
前日にミュージアムに電話で教えてもらったPDFのマップを片手に町歩きをした。
 
子どもの視点で町の宝もの発見的に作られたその手作りのマップが役に立った。
路地を行く先々で目に入るものが、子どもたちが感じる“地域の誇り”でもある。
その町にはその町ならではの良さがある。
 
 
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著名な観光ポイントはひとつもない。
けれど、モザイクタイルというわが国でもオンリーワンの産業で生きてきた町全体の雰囲気に飽きることはなかった。
 
 
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ミュージアムを起点に2時間ぐらい歩いた。
この町へ来たのはもちろんミュージアムがきっかけだった。
けれど、ミュージアムと同じくらい町歩きに満足していた。
 
 
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知らない町を歩き、知らない風景に出会い、知らない生活文化に触れる。
さすらい旅の原点がここにある。
 
バス停で出会ったおばあちゃんが、笠原の町のことを話してくれた。
そんな触れ合いもよかった。
多治見市モザイクタイルミュージアムへ出かける方は是非、ぶらっと笠原の町歩きを。
 
「多治見市モザイクタイルミュージアム」
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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

1962年愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部観光政策室長。
愛知大学国際コミュニケーション学部 非常勤講師(国際観光)。
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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