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明知鉄道ローカル電車ゆるり旅①~岩村編~

2017年3月 8日

JR中央本線、恵那駅で乗り換え、岐阜県恵那市を走る明知鉄道の旅へ。
 
恵那駅で待ち受けていたのは一両編成のローカル電車。乗り込んだだけでスローな雰囲気が漂う車内。
観光客風の人、地元のご老人たち数人を乗せ、電車は動き出した。

この日の目的は岩村と明智。
まずは、古い町並みと、山城の城跡が残る岩村へと向かった。

トンネルを抜け、森林を抜け、日本一という農村景観風景を眺めながらスローな電車がゆっくりと走っていく。
風景を見ているだけでも飽きることはない。
都市で暮らす旅人にとっては、どの風景も新鮮だった。

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そして景色を見ていたらあっという間の約30分で岩村駅に着いた。
岩村駅の駅舎も期待を裏切らない風情を持って迎えてくれた。
駅舎の構え、駅の待合室に、この駅の歴史と生活文化を感じる。 

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駅から岩村城跡に向かう古い町並みは約1km続く。
岩村城の城下町としての姿が残されたなだらかな坂道をゆっくり上っていく。
重要伝統的建造物保存地区に指定された町並みは、電柱が地中化され、遠くの山や広い空が覗き、
かつての城下町の姿を彷彿とさせてくれる。

岩村の町の魅力的なところは、商店などが現役のまま生きているところである。
ただの景観だけの古い町並みではない。古くからの歴史の息吹が今に継がれている。

町並みの入り口近くで焼き栗屋さんの老夫婦に声をかけられた。
この店だけではなく、他の店でもこの町の住人はとても旅人に優しい。
こんなふれあいにも旅人の心はほっこりほぐれていく。

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酒蔵、カステラ屋、なまこ壁の蔵など、戦国時代から江戸、明治、大正、昭和を生き残り、
平成にも生き生きとした町の姿が趣き深い。
わずか1kmの町並みだけれども、全く飽きさせることはない。

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いくつかの旧家などには無料で入ることができる。
そんな当時の雰囲気を楽しみつつ城下町のメインストリートを通り過ぎると、岩村城跡への道へとつながる。

ここからは山登りが始まる。
途中の駐車場から登る方がもちろん楽だが、駅から古い町並みを通っていくプロローグから岩村の歴史ストーリーを楽しみたい。

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坂道は山道だけあって、決して楽な道のりではない。
もちろん、山城であるから簡単に登れては意味がない。
途中、立ち止まって休憩を取りながら30分ほど森林の石畳を登りながら頂上の城跡まで辿り着いた。
奈良県の高取城、岡山県の松山城と並んで日本三大山城に数えられ、日本100名城にも選ばれている名城である。

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残されているのは石垣だけである。建物は一切残されていない。
その石垣だけを見ていても、往時の雰囲気は漂う。
山登りの息を整えながら、ただ、石垣を眺める。

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歴史ロマンと自然が相まった岩村城址を後に、また古い町並みを戻っていった。
そして、明知鉄道の終点駅、大正村がある明智へ。(②へ続く)

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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

1962年愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部観光政策室長。
愛知大学国際コミュニケーション学部 非常勤講師(国際観光)。
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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