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「昇龍道」春夏秋冬さすらい旅

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夏の遠州で風鈴めぐり(静岡県袋井市)

2018年9月18日

夏の終わりに風鈴で涼感を。
静岡県袋井市の3つのお寺・遠州三山(可睡斎、油山寺、法多山)が6月から8月までの3か月にわたり「遠州三山風鈴まつり」を開催。
夏の間、それぞれの境内に風鈴の音(ね)を奏でていた。
お寺間のこうしたテーマ連携は珍しく、若者からご年配のカップル・ご夫婦や家族連れたちなど多くの人たちが涼感を求めて訪れていた。

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2,000個もの風鈴が出迎えてくれる可睡斎。
山門を潜り、境内に入るとその色とりどりの艶やかな風鈴たちがチリンチリンの大合唱。
山門から本堂までの数十メートルの「風鈴の小道」をゆっくり歩く。
風に揺れる風鈴の姿、そして音色も風任せで、様々な表情を見せてくれる。
そんな日本的な情緒ある風景・音景が寺によく似合う。

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可睡斎では風鈴だけではなく、山門の仁王像の雄々しき姿にも惹かれた。
その見事な彫りは勇ましく、そして力強い。
仁王像以外にも、境内には龍や天狗の彫刻や像があり、これらを見るだけでも価値はある。
そして、風鈴の音に合わせたような穏やかな表情のお地蔵さん。
お寺ならではの組合せに趣きを感じる。

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可睡斎から車で5分ほどの油山寺にも寄ってみた。
山門を潜るところからその奥につながる参道に情緒を感じる。自然に囲まれた森の寺といった雰囲気だ。
幾重もの朱の鳥居の風景、三重の塔、目の霊山と言われる由来となった滝を抜け、階段を上ると風鈴たちが待っていた。

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風鈴の数は可睡斎ほどはなく、少しの風鈴がささやかな音を奏でている。
ほっとひと息、安らかな心にさせてくれる、そんな日本的風鈴の風景・音景でもある。

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夕暮れになってしまい、今回はもうひとつの法多山までは行けなかった。
来年は遠州三山の風鈴風景を歩いてみたい。

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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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