ドキュメント・南アルプス大縦走!
2012年7月25日
暑中お見舞い申し上げます!
暑い日が続きます。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
さて、南アルプスというと、なんとなく恰好いい響きがありますよね。
「週末に南アルプスを歩いてきたんだ・・・」などと言うと、ちょっと山をかじっているような人に思われます。
山域の広さや独特の山容、植生、アクセスの悪さ、個性的な山小屋・・・
魅力に溢れた深い山々がそこにあります。
今回、その南アルプス屈指の縦走ルートを3泊4日で歩きました。
長野県・鳥倉登山口から、百名山の塩見岳、間ノ岳、北岳を経由して山梨県・広河原に抜ける総歩行距離約30km、最大高低差1670m、樹林帯、岩場、稜線のアップダウンを繰り返す壮大なルートです。
メンバーは10名。平均年齢は?歳、元気いっぱいのナイスミディとナイスミドル!
サブリーダーはバリバリの硬派・山ガールの純さん(左下)です。
鳥倉を出発、1泊目は三伏峠小屋です。ご主人が親切でした。
翌早朝、まずは塩見岳に向かいます。
途中、雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰の姿が見えました。
途中から雨が降り出し、視界も悪く・・・
しかし、花は最盛期です。こちらはハクサンイチゲとミヤマキンバイの競演。
何はともあれ、塩見岳(3052m)を無事登頂、ながーい行程をひたすら歩き続けこの日の山小屋に着きました。
この日の宿泊は熊の平小屋。お食事が美味しかったです!
3日目、今回のクライマックスです。
スカッとした青空の下、意気揚々と歩きます。バックにはこれまで歩いてきた山々が続きます。
間ノ岳に至る三峰岳のヤセ尾根を慎重に歩きます。
この後、間ノ岳(3189m)を無事に登頂。さらに北岳を目指します。
が、間ノ岳を越えたあたりからモクモクとガスが上がってきました・・・
眺望は得られませんでしたが、日本第二の高峰・北岳(3193m)を見事征服!
上空の青空が出迎えてくれました。
北岳の泊まりは肩の小屋です。若いおにいさん・おねえさんがキビキビ働いてました。
山小屋の近くで少し遅めに咲くキタダケソウです。可憐な花に短い夏のせつなさを感じますねー。
最終日の早朝、北岳直下からの眺望をどうぞ!
まずは日本一の富士山!
仙丈岳と甲斐駒ヶ岳、左後方は中央アルプス!
そして、鳳凰三山の後ろから昇るご来光!
この後下山。さすが健脚揃いだけあって予定より早く無事に下山できました。
ゴールの広河原山荘前でパシャリ!
長い長い4日間でしたが、ケガなく無事に下山できました。
4日間の行動時間の合計は28時間でした。
梅雨も明け、本格的な夏山シーズン到来です。
次回はどこの頂上(てっぺん)からお伝えしましょうか!?
では、また!
取材日: 2012年7月21日より24日まで
ルート: 1日目 鳥倉登山口・・・三伏峠小屋(泊)
2日目 山小屋・・・塩見岳(西峰・東峰)・・・北荒川岳・・・熊の平小屋(泊)
3日目 山小屋・・・三峰岳・・・間ノ岳・・・中白根山・・・北岳・・・北岳肩の小屋(泊)
4日目 山小屋・・・白根御池・・・広河原
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。
たいへん楽しい山行でありがとうございました。
山では 寒い! 寒い!と言っていたのに 名古屋へ帰れば灼熱の生活でうだっています。
次の日からは 灼熱の中を 新聞の集金業務に励んでいたので パソコンを見る間もなかったのですが、
ひと段落したので ブログを見て また楽しかった事を思い出しています。
今回は少人数で とても良い雰囲気でした。 また楽しい企画をお願いします。
つるぎだけ | 2012年7月29日 16:52
たいへん長い行程でしたがお疲れ様でした。
よい思い出にしていただければ幸いです。
是非またご一緒に歩きましょう!
岳(たけし)からつるぎだけへの返信 | 2012年8月 8日 13:36