シリーズ・100名山を歩く!「石鎚山」
2013年5月28日
一年ぶりに四国の石鎚山(いしづちさん)を歩きました。
この日はまさに夏日・・・!下界は30度以上の暑さでした。
スタートは高知県の県境に近い土小屋です。照りつける日差しの中、尾根を歩いていくと山頂がみえてきます。最高峰は西日本で一番高い天狗岳(1982m)、そして、同じ高さの南尖峰(1982m)、さらに石鎚神社山頂社がある弥山(みせん)(1974m)と連なっています。合わせて石鎚山と呼びます。
この角度からみると南尖峰が正面になります。
石鎚山は修験道の山です。山岳信仰は日本のあちこちの山で栄えましたが、今でも信者さんが絶えない山は多くないでしょう。霊場らしい雰囲気のある山です。で、これが修行の鎖場・・・下から見上げると、ぶっとい鎖がなかなかの迫力です。これは下山中にみかけた「試しの鎖」です。ほかに一の鎖、二の鎖、三の鎖・・・とあります。
山頂に登る最後の三の鎖が遠くに見えてきました。このときは工事だったので登る人はいません・・・
弥山に着きました。すぐ先に天狗岳の雄姿が!
垂直の岩場を下り、痩せた尾根を慎重に歩くと山頂です。
直ぐ先は断崖絶壁なので高度感たっぷりです。天候が悪いときは行かないほうがよいでしょう・・・
その後、ロープウェイがある成就社まで下りました。
鳥居の向こうに山頂がそびえています。
祈りの山らしい荘厳さと豊かな自然、そして、とてもよく整備された登山道。日本人の心の源を再発見できる名峰です。
取材日:2013年5月25日
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。