シリーズ・100名山を歩く!「西穂・奥穂・前穂を縦走!」
2013年8月31日
穂高岳は主峰の奥穂高岳(標高3190m)を最高峰とする北アルプス屈指の岩稜地帯です。
その峰々をつなぐ稜線は一般登山道の最難関ルートと言われ、充分な経験と体力、そして状況判断力が必要となるエキスパートのコースです。
スタートは西穂山荘。午前4時に出発しました。
まだ夜が明けきる前に独標に到着!
続いてピラミッドピーク。ここまでくれば西穂はもう直ぐ!
幾度も岩場の難所を通過すると・・・
西穂高岳(2909m)のピーク到達!
素晴らしい快晴です!こんな絶景が・・・笠ヶ岳から槍ヶ岳までしっかり見えます!
振り返ると焼岳、乗鞍岳、遠く御嶽まで見渡せます! 何度も言いますが、素晴らしい快晴でサイコーの景色!
西穂を越え、穂高を守る衛兵・ジャンダルム(3163m)を目指します! 西穂が遠くなっていきます。
ジャンが間近になってきました。独特の山容です・・・
ジャンダルム到達ーー! 後ろは槍ヶ岳です!
ジャンを越えると奥穂が直ぐそこに見えますが、このルート最後の試練が・・・馬の背です・・・
ここが馬の背の取り付き部分・・・
まさに馬の背中に乗っかるように歩きます。もちろん絶対に振り落とされてはいけません・・・
ジャンは飛騨側に目が眩むくらい切れ落ちています。
無事に奥穂に到着!
その後、穂高岳3つ目のピーク、前穂高岳(3090m)へ!
目的を達成するとまだ天気のいいうちに上高地へと下りました。
上高地はこの日もたくさんの観光客で溢れかえって、山の上とは別世界です。
河童橋からさっきまで歩いていた穂高の稜線を見つめました。
山々の絶景と緊張感・・・。岩稜歩きの醍醐味を味わうことができた一日でした。
天候をしっかり確認して、充分な装備で出かけましょう!
取材日:2013年8月29日
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。