暫くお休みしてしまいました。オフシーズン前撮りのネタもなく…
さて、今年も女子を手始めに日本のゴルフツアーがスタートした。男子も4月18日の東建ホームメイトカップからいよいよ始まる。 毎年書くことだが今年男子は昨年と変わらず23試合、女子は1試合増えて37試合、依然女子の人気は根強い。今年の私の初取材、ヤマハレディースオープン葛城からレポートしよう。
毎年のことだがこのヤマハレディースは強風が吹き荒れる。今年ももれなく最終日は強風が吹き荒れ終日寒かった。私も長袖2枚にカッパを着込み完全防備。前日夜雨が降ったため特に下はカッパを着たほうがパンツの膝が汚れないのだ(カメラマンは撮影で膝を着く)。
最終日首位スタートは単独トップの吉田弓美子-6、続く-5アンソンジュ、-4笠りつ子、以下も1打差置きに続く混戦?しかし他の選手の目論見は強風に打ち砕かれた。
この強風の中で耐えたのがアンソンジュだ、笠りつ子はじめ3位以下の選手達がスコアを落としズルズルと後退する中7番でバーディー-6で首位の吉田と並ぶ。
その後吉田が9番でボギーを叩き、アンが単独首位に躍り出る。が、16番ではショットが乱れた、短いパットもはずし痛恨のボギーで再び並び勝負は最終18番へ。
18番ティーショット、吉田はアンに30ヤードほど置いていかれる。力んだのか?吉田の2打目は右手前のバンカーへ、アンは2オンを狙ったがグリーン手前のバンカーへ。吉田は4打目で2mにつけプレーオフに望みを繋げた。アンは3打目のバンカーショットで寄せ切れず距離を残し4打目で80センチに寄せる。吉田の5打目2mのパーパット、これが入れば最低でもプレーオフへ繋げられる。“入った”と思ったのか?吉田本人もガッツポーズ。が、次の瞬間無情にもボールはカップに蹴られボギー。アンも「まさか吉田さんが外すとは思わなかった、びっくりした」と言うように手ごたえのあったパットだったが…続くアンのパーパット、アン本人も「ドキドキした、入って良かった」と言うように80センチと言ってもこの展開では微妙な距離だ。外してもプレーオフ、でも、さすがは日本ツアー13勝の強者、しっかりと入れて14勝目をモノにした。
「今日は風が強かったので我慢だと思いました。自分自身に負けなかったという気持ちが嬉しい」
16番で短いパットを外したが?「今日は私には運がない、せめてプレーオフに持ち込めればと思っていた」
今年の目標“まず1勝”を早く達成できたことで賞金女王は意識するか?「まだ始まったばかり、たくさん試合があるのでまだ早い。考えられない」
ところでアンソンジュのこの日のパンツはチェック柄、というのはジンクスがあり普段は白の無地と決めているらからだ。それが珍しく柄パンツ、その理由を聞くと。
「今シーズンはスポンサーもクラブも新しく変わったので、自分だけ以前と同じじゃダメだと思い自分自身もチェンジしようと思いました」と言うように柄パンツはその思いの現れだったのだ。
「これからは色々な色にチャレンジしたい、自分も変わらなければ」日本が大好きなアンソンジュ、インタビューにも丁寧な日本語で答えてくれる。日本で受け入れられるように変化してきたのだろう。今年、また一つ成長、進化したアンソンジュの活躍が見られるかもしれない。
2014年04月15日