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コラム 花紀行

名古屋市「東谷山フルーツパーク」の皇帝ダリア

名古屋市「東谷山フルーツパーク」の皇帝ダリア

あらゆる生き物が、厳しい寒さに備えて冬支度を始める晩秋。
この時期に楽しめる花はそう多くはありませんが、
皇帝ダリアはそんな花の一つ。

名古屋市守山区にある東谷山フルーツパークで
皇帝ダリアが満開と聞き、行ってまいりました。

↑北門。

第3駐車場からすぐの北門から入園。

↑園内マップ。

約13万平方メートルもある園内。
効率よく回れるように、
まずは事務所になっている本館で話を聞き、
皇帝ダリアがまとまって咲いている場所へ。

↑「世界の熱帯果樹温室」の北側にある
 育成温室の北側の皇帝ダリア。

数は10本ほどと聞いていましたが、
数え方が難しい生え方をしていますね。

もう少したくさんあるようにも見えます

↑反対側から見たところ。

脇を通る人との比較で、
皇帝ダリアの背の高さがわかっていただけると思います。

支柱もないのに、伸び伸びと高く高く育っていて、
目測ですが、5メートル以上ありそうです。

たまに個人のお宅の庭先などで、ぽつんぽつんと見かけることのある皇帝ダリアですが、
このような所でまとまって咲いているのを見ると、壮観ですね。

↑下から見上げて、ぱちり。

地面には花びらもたくさん落ちていますが、
まだまだつぼみもたくさん付いています。

↑花の少ないこの時期は、ハチも蜜を集めるのに必死ですね。

皇帝ダリアは、中米原産とされるキク科ダリア属の植物。

「木立(こだち)ダリア」とも呼ばれ、
茎が木の幹のように木質化し、草丈が高くなるのが特徴です。

霜に当たると枯れてしまうそうですので、
晩秋から冬の間の、この時期だけ楽しめる花なのです。

すらりと伸びた茎の上の方に、
ピンクの花冠のようにたくさんの花が咲いている様子は、
見ていると、清々しささえ感じます。

↑こちらは、ブルーベリー園近くの花壇で咲いていた皇帝ダリア。

先ほどのものほど背丈は高くありませんが、
後ろにあるシダレザクラの木と山が借景になって、
一服の日本画のように見えます。

↑少し南下すると、「びわ園」。
 3品種20本のビワの木が育成されています。

↑ビワの花。
 一つひとつが指の先ほどの大きさで、かわいらしい。
 鼻を近づけてみると、ちょっと独特な香りがします。

ビワの花期は長く、11月から2月頃まで咲いているそうです。
びっしりと細かい毛の生えたガクに守られてはいますが、
この小さな花の状態で厳しい冬を越すのかと思ったら、
ビワの実に対するイメージがちょっと変わりました。

↑さらに南へ下ると、左側に「みかん園」、右側にはツバキが並んでいる道。

たわわに実ったみかんの木と、咲き始めたツバキの花たちの競演は、
晩秋ならではの彩りですね。

↑「紅妙蓮寺」。
 木ごとに名札がつけられていて、品種が分かりやすいです。

ほかにも、西王母、富士の曙、窓の月、紅椿乙女、覆輪侘助など
数々のツバキたちが花を咲かせていました。

↑「みかん園」で育成されているカンキツ類は、青島温州や晩白柚など11種類。
 5月中下旬が花期で、10月~1月が収穫期だそうです。
 先ほどのビワとは、花と実の季節がほぼ逆ですね。

園内にある15の果樹園には、
それぞれの果樹について丁寧に説明した札が立っていて、
それを読みながら回るのも楽しいです。

↑「かき園」。
 カキの木って、こんなにきれいに紅葉するんですね。
 まるで絵本の世界のような色合いです。

カキは15品種育成されているそうで、
まだ葉の色づきも進んでおらず、実が付いている木もありました。

↑「かき園」の近くに、早くも咲いていたスイセン。
 ちょっぴり、あわてんぼうさんですね。

↑本館の近くに咲いていたジュウガツザクラ。

↑園内路には、カンツバキやサザンカ、ツワブキなど、
 健気に咲く晩秋の花たちがいっぱいで、
 本当に楽しく散策できました。

ほかにも、350種類ものフルーツの模型が展示コーナーや売店もある
「くだもの館」や、レストハウス、つり池など、家族で楽しめそうな
施設がいっぱい。

同園のスタッフによると、
少し高台になっている芝生広場は眺めも良く、
天気の良い日はお弁当を持ち込んでのピクニックも
おすすめだそうです。

ただし、これからの季節は風の強い日も多くなるそうなので、
防寒の用意はしっかりとして訪れてくださいね。

取材日:2015年11月23日

DATA

東谷山フルーツパーク

名古屋市守山区大字上志段味字東谷2110
TEL:052-736-3344

入園無料、月曜定休、午前9時~午後4時30分開園
※熱帯果樹温室への入場は、大人300円、中学生以下無料、
 65歳以上(名古屋市在住)100円

交通アクセス

○公共交通機関
JR中央線・愛知環状鉄道「高蔵寺駅」南口から徒歩約25分。
または、愛知環状鉄道「中水野駅」より徒歩約30分。
または、大曽根発のゆとりーとライン(ガイドウェイバス)「高蔵寺」行きに乗り、「東谷橋」下車、徒歩約15分。
または、「藤が丘」および「小幡」発の市バス「東谷山フルーツパーク」行きに乗り、終点で下車、徒歩約13分。
○車
名古屋第二環状自動車道・松河戸ICから国道302号、県道202号経由、
北東へ約10キロ。
◎5カ所に840台収容可能の無料駐車場有り。
※ただし、イベント期間中は有料となります。

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。

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