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コラム 花紀行

愛知県刈谷市「日高公園」のシダレウメ

愛知県刈谷市「日高公園」のシダレウメ

日差しや風に、
少しずつ春らしい温もりが感じられるようになってきました。

この時期はやはりウメを楽しみたいと思い、
愛知県刈谷市の「日高公園」を訪ねました。

敷地面積約3ヘクタールの同園は、
緑が多く、森林浴も楽しめる公園。

2004年からシダレウメの植栽が始まり、
現在では4品種・約520本のシダレウメが楽しめる
比較的新しいウメの名所です。

↑西端にある駐車場近くに
 植えられているシダレウメ。

↑まだ若い木ですが、
 花付きが良く、とってもいい香りがします。

↑本数が多く、見応えがあるのは、
 同園中央辺りにある池の北側。

 ちなみにこの池は、
 ハートの形に見えるということで、
 密かな人気スポットのようです。

↑紅・白・桃色のシダレウメたちは、
 五~七分咲きといったところでしょうか。
 まさに見ごろです。

↑紅色の雨が降っているような枝振り。
 立て看板を見ると、
 呉服枝垂(クレハシダレ)のようです。

↑クレハシダレのアップ。
 クレハシダレは、
 満開時に花びらの先がほんのり淡くなるそうで、
 ピンクのグラデーションがきれいです。

↑池の北側のシダレウメたちの樹高は
 大体1~4メートルぐらい。
 かなり若い木もあれば、
 少し背丈の高い木もあります。

↑淡いピンクの花。
 これは玉垣枝垂(タマガキシダレ)のようです。

↑これは緑萼枝垂(リョクガクシダレ)かな。

 白梅ですが、雄しべがよく目立つので、
 黄色っぽく見えます。

↑多分、白滝枝垂(シラタキシダレ)。
 とっても良い香りがします。

 香りに誘われてか、
 ミツバチがたくさん集まっていました。

↑蜜集めに夢中なミツバチさん。
 よ~く見てみると、
 手足をせわしなく動かして、
 足に何かくっ付いています。

 これはもしかして、蜜団子!?

 はるか遠い記憶ですが、
 ミツバチは花粉を団子状にしたものを
 足にくっ付けて巣まで運ぶと
 小学校で習った覚えがあります・・・。

↑まだまだつぼみもたくさん。

↑ふくらんでいるつぼみを見ていると、
 わくわくしてきます。

足元にも、春が。

↑暖かさを感じさせてくれる
 黄色のタンポポ。

↑小さなスミレ。
 あまりに、はかなげなたたずまいだったので、
 「わあ、頑張ってるね~」と
 声をかけてしまいました。

↑園内には、
 マツやエノキの大きな木や
 きのこの形のあずまやもあって、
 ちょっと面白い雰囲気が漂うエリアも。

 椿の巨木なんかもあって、
 散策していると、いろいろな発見があります。

↑カラフルな子ども用の遊具もあり、
 家族連れで訪れる人もちらほら。

↑公園南側の入り口で、日向ぼっこ(?)していた
 地域ネコちゃん。

 おっとりとした雰囲気ときれいな毛の色に、
 思わず「写真撮ってもいい?」と話しかけて、
 写真を撮らせてもらいました。

今回は、
いつもに増して独り言が多かったような気がします(笑)。

日高公園は、
国道155号の喧噪(けんそう)にほど近い公園なのに、
緑も多く、とっても静かで落ち着ける空間でした。

マイペースで、
自然と自分時間を楽しみたい人にお薦めの公園です。

取材日:2017年2月25日

DATA

日高公園

名刈谷市飛日高町5-100
TEL:0566-62-1023

交通アクセス

○公共交通機関
JR「刈谷」駅から公共施設連絡バス東境線「刈谷ハイウェイオアシス」行きに乗り、「日高町2丁目」下車、西北へ徒歩約5分
○車
伊勢湾岸自動車道・豊明ICから南西へ6km弱。
※無料駐車場有り。

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。