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コラム 熱湯コラム「いで湯のあしあと」

信州・木曽温泉

信州・木曽温泉

 不景気の真っ只中始まった2009年のGW。

 今年は特に、超長期休みのゴールデンウィークならぬ、プラチナウィークを過ごした人も多いのでは。燃料サーチャージも値下がったし、円高はまだ続いてるし、TVに映し出される海外旅行へ繰り出す人人人。

 しかし、私は絶対“温泉に行く”なのだ!!
 というわけで、GWの最終日2日を華やかに飾るべく、御嶽にある木曽温泉へ行ってきた。

 国道19号から左に逸れてしんとした山道をぐるぐる入っていくと、道こそ舗装はされているものの、なんだか神聖な気分になってくる・・・のは気のせいだろうか。「山の神様」の気配を感じるのだ。岐阜県・長野県の両県をまたぐ御嶽山。天気はあまりよくないものの、新緑が美しい。行く道中では、壮大なスケールで、広い公園を横切るように、鯉のぼりがいくつも連なって風になびいていた。

 そう、こういうときこそ温泉にゆったりと行くべきではないかい?

 そして、この神聖な山中には、スキー場と同様、実に何箇所かの温泉施設、旅館、ホテルがある。今回泊まったのは、御嶽山のふもとに佇む癒しの宿『ホテル木曽温泉』。道に迷ったかな・・・と不安になるころに到着。どっしりと、それでいて気取っていない雰囲気の山のホテルである。

 ここは、昨年末に源泉がリニューアルされ、露天風呂も新しくオープンした。木曽ヒノキの香りに癒されながら露天風呂につかる。新しいながらも、出湯口は、すでに湯の華が石膏のように固まっており、温泉成分の濃厚さが感じられる。一方、年季の入った内湯は、レトロな雰囲気である。少し高めに加温された45度の源泉は、ミネラルの豊富さ加減がうかがえる。というのも、お湯が赤褐色なのだ。もとの源泉は透明だが、含有される成分(カルシウム、ナトリウム、マグネシウム)が故、空気に触れると赤褐色に変色するらしい。うう~ん・・・化学は苦手だったからよくわかんないけど、五感に響くものに弱い私。赤褐色なだけで、なんだかすごく効きそうではないですか。(確か、白濁した温泉にもそんなこと言ってた気がするけど。)

 さて、夕食。
 山の中だけに、山菜、川魚、しし鍋などをメインにしたメニューが、数多くずらりとテーブルを埋め尽くした。中でも、川魚(岩魚)の塩焼きは最高だった!内臓もまるでくさみがなく、新鮮かつ川魚とは思えないほどの肉厚さ加減である。そしてここの料理長は、「蕎麦打ち名人」の称号を持っているという。団体客であれば、蕎麦打ちの披露もしてくれるらしい。

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取材担当プロフィール

みなもといずみ
近場から遠出まで、行く先々に温泉マークを見つければすぐに飛び込んでしまうほどの温泉女。出張先ですら、温泉があればタオルとパンツを持ってでかけます。女である以上、温泉に癒される人生は永遠です。行き当たりばったりの旅が大好きな私のあこがれは、スナフキン。点々と旅を続けながらいで湯を求め、足あとを残していきたい!

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