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コラム 熱湯コラム「いで湯のあしあと」

信州・湯田中温泉

信州・湯田中温泉

 ウィンタースポーツのメッカ、志賀高原に行った。

 志賀高原の麓には、湯量豊富な源泉があちこちに吹き出ており、様々な温泉街が広がる。そういえば、この温泉コラムデビュー作も、そのうちのひとつ、渋温泉だった。
朝から夕方まで、迷子になりそうなくらい広大な志賀高原のゲレンデで、華麗(?)なシュプールを描いたあと、今回目指す宿は、渋温泉の隣にある湯田中温泉である。

 渋から湯田中温泉界隈は、野沢温泉ほど整備された温泉街でないにしろ、地元密着型のよさが残っている。その証拠に、街中にいくつもある共同浴場は、地元人たちの手によってメンテされている。開湯は7世紀、つまり1300年の歴史を誇るだけに、個性的で古き良き旅館が点在する。

 今回選んだ宿は、伝統ある趣を残す建物に、様々な種類のお風呂を保有している旅館 清風荘(せいふうそう)。冬になるとこのあたりではポピュラー(らしい?)りんご風呂もあるという。甘い香りがするぷかぷか浮いたりんごの中に、是非この身を沈めてみたい!!

 広いロビーに入ると、真っ赤な絨毯が一面にしかれてある。建物はかなり古いが、家具やインテリアは古くても小奇麗にまとめてあり、まんが喫茶室や卓球場なんかもあって、超レトロな雰囲気である(こういうの大好き)!一瞬、明治か大正時代あたりに、タイムスリップした錯覚に陥る。しかし、二代目になる息子さんによると、創業は意外にも23年目。もともと現役である一代目ご主人が、明治時代の遊郭だった建物と、昭和初期に増築した部分を購入、旅館を創めたという。ナルホド・・・・・・そういうワケかどうか知らんが、赤い絨毯がそれを連想させる。

 旅館内には、お風呂が4つ。
元々遊郭の建物だったという平安風呂、1年半程前に新築したという、木曽檜を使った檜風呂、熊笹などを入れて入る高温の蒸し風呂、そして石造りの平清露天風呂。時間帯によって男女入れ替えにするため、全部楽しめちゃうのだ。

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取材担当プロフィール

みなもといずみ
近場から遠出まで、行く先々に温泉マークを見つければすぐに飛び込んでしまうほどの温泉女。出張先ですら、温泉があればタオルとパンツを持ってでかけます。女である以上、温泉に癒される人生は永遠です。行き当たりばったりの旅が大好きな私のあこがれは、スナフキン。点々と旅を続けながらいで湯を求め、足あとを残していきたい!

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