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コラム 熱湯コラム「いで湯のあしあと」

富山・小川温泉

富山・小川温泉

 ここは富山県。そう、富山ならではのお楽しみが、お食事処で待っていた。
冬の富山といえば、ブリ!!寒ブリである。刺身、ブリしゃぶ、ブリ大根・・・脂の乗った寒ブリを心ゆくまで堪能できる。源泉の入った鍋でぶりしゃぶをする。しぼりたての地酒生原酒を片手に、新鮮な海の幸や、味わい深い山の幸を堪能したら、一人釜で炊いたぴかぴかの新米でシメる。青く美しくライトアップされた窓の外の雪景色をぼんやりと眺めながら、この上ない満腹感、いや、幸福感にひたってしまった・・・。

 食後に部屋へ戻る最中、ナイトクラブ「宵酔小町(よいよいこまち)」へぷらっと入り、20人くらいいる地元の団体客に混じってサザンを熱唱。富山人は人柄もいい。素朴だけどやたらみんなフレンドリーである。関係ないだろうけど歌も上手い。

 熱唱したら汗をかいてしまったので、再びほろ酔い気分で内湯と総檜露天風呂へ行った。檜の香りがする露天風呂は、ジャグジーまでついている。お湯にゆらゆらゆれながら、ここでも飲泉・吸引をし、温泉成分をたっぷり体内に染み込ませた。これで明日の二日酔いも問題なし!

 翌朝、良質でボリューミーな朝食バイキングを食べながら、たった一泊でここを去るのは何とも惜しい気がする自分がいた。温泉粥、温泉コーヒーで最後の源泉を味わってから、後ろ髪を引かれる思いで宿を後にする。

 ホテルおがわだけのためにある、小川温泉。想像通り、すんごくよかった。
そして、冬季は営業停止していた天然洞窟露天風呂に入るため、近いうちに必ずリベンジしに来ると誓ったのである。

【小川温泉元湯 ホテルおがわ】
住所: 富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1
電話: 0765-84-8111
アクセス
 公共交通機関: JR北陸本線 泊駅より車で20分(宿からの送迎あり)
 車の場合: 北陸自動車道 朝日ICより20分
温泉地名: 小川温泉
泉温(源泉): 68℃
泉質名: ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
色・味・匂: 無色透明・無味無臭
効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、リウマチ、婦人病、冷え性、胃腸病、慢性消化器病、痔疾、病後回復期、疲労回復、健康増進
料金: ¥10,000 ~¥22,050(一泊二食付、様々なプランあり)
公式HP: http://www.ogawaonsen.co.jp/index.html

2010年01月21日

コラムフォト

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取材担当プロフィール

みなもといずみ
近場から遠出まで、行く先々に温泉マークを見つければすぐに飛び込んでしまうほどの温泉女。出張先ですら、温泉があればタオルとパンツを持ってでかけます。女である以上、温泉に癒される人生は永遠です。行き当たりばったりの旅が大好きな私のあこがれは、スナフキン。点々と旅を続けながらいで湯を求め、足あとを残していきたい!