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旅の達人 市之倉さかづき美術館 支配人 今川祐子さん 差しつ差されつ酌み交わすさかづきのまち市之倉

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市之倉さかづき美術館
支配人
今川祐子さん

お知らせ

営業時間/10:00~17:00(受付は16:00まで)
休館日/火曜日・年末年始
体験教室/手びねり・ろくろ体験コース、下絵付け体験コース、モザイクタイルコース(お問い合わせ 0572-22-0509)
※詳細は幸兵衛窯 作陶館のHPをご確認ください

夕闇に揺らめく炎がとても美しく厳しい仕事の現場ですが大好きな空間です

夕闇に揺らめく炎がとても美しく厳しい仕事の現場ですが大好きな空間です

 器の違いで料理やお酒を美味しく感じた経験ありませんか。毎日使うものだからこそ、こだわりたい器の数々。今回は美濃焼の産地でいち早く磁器の生産を始めたと言われている市之倉、その名窯・幸兵衛窯とさかづき美術館で器のお話を伺いました。

さかづきと市之倉の歴史 自由な感覚で楽しむ器
 市之倉は山あいの集落のため原料に乏しく流通の不便もあり、付加価値が高く運びやすい「盃」や茶器など小品の製造が盛んになりました。最盛期には全国の盃生産の半分以上が市之倉で焼かれていたと伝えられています。

館内には匠の技術が込められた様々な趣向の盃を展示。地元ゆかりの陶芸作品を紹介する巨匠館やミュージアムショップも併設されている。

館内には匠の技術が込められた様々な趣向の盃を展示。地元ゆかりの陶芸作品を紹介する巨匠館やミュージアムショップも併設されている。

 さかづき美術館ではそんな市之倉の歴史や器の持つ文化をはじめ、各陶産地の特徴ある盃を展示・紹介しています。全国から集めた珍しく面白い盃も展示していますのでお酒が飲めない方でも興味を持って頂けると思います。

 日本の器は洋食器と違い、形によっての用途はあまり決められていません。盃も様々な種類や呑み方があり訪れた方は驚かれることもしばしば。そんな自由な感覚で器を楽しんでみてください。

作る過程や背景を知ると 気づく新しい発見

さかづき美術館から幸兵衛窯までは歩いて5分ほど。歴代の陶芸作品や資料館、穴窯などを見学することができる。

さかづき美術館から幸兵衛窯までは歩いて5分ほど。歴代の陶芸作品や資料館、穴窯などを見学することができる。

 作る過程を知ってもらい、興味を持ってもらうということは、器を大切に使ってもらえるということではないかと思っています。美濃焼が持つ美しさや味わいは素晴らしいものですが、職人さんが作る姿を見ることができるのもこの町ならではの魅力。市之倉には今でも50以上の窯元が点在していますので、工房見学したり話を聞かせてもらうことが出来ます。色々な発見があって面白いですよ。良い意味で田舎っぽさが残る町で、のんびりした時間を過ごしていただけると思います。

 市之倉では今年も10月12・13日の2日間にわたって「陶の里フェスティバル」が開催されます。お値打ちな器が揃う蔵出し市や様々なイベントで盛り上がりますので、ぜひ一度足を運んでみてください。

多様な技術で様々な作品を生み出した市之倉の盃。写真は素地に穴をあけることで蛍の光を表現した逸品。

多様な技術で様々な作品を生み出した市之倉の盃。写真は素地に穴をあけることで蛍の光を表現した逸品。

陶の里蔵出し市の様子

陶の里蔵出し市の様子

おすすめ! お土産の達人
幸兵衛窯 作陶体験
ろくろや下絵付けで自分だけの器を作成。窯元ならではの陶芸教室で、土に触れてみませんか。(前日までにご予約ください)
 

2013年08月

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