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旅の達人 和紙のふるさと運営協議会会長 山内克士さん 子どもたちに伝えたい この土地の工芸、この土地の魅力

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[豊田市]
和紙のふるさと運営協議会
会長
山内克士さん

お知らせ

■紙漉き体験
染色した植物の繊維を絵の具がわりに、紙を漉きながら好きな絵を描くことができます。
絵漉き・・・2,000円 ほか
受 付/午前9時~午後4時
問合せ/0565-65-2953
※詳細は「小原和紙工芸館」のHPをご確認ください

2013年の小原四季桜祭りは11月1日から30日までの予定

2013年の小原四季桜祭りは11月1日から30日までの予定

 秋でも見られる桜「四季桜」の名所・小原。これからの季節は桜と紅葉が同時に楽しめる場所として、たくさんの人で賑わいます。また、ここは全国に知られる美術工芸和紙の里でもあります。今回は和紙のふるさと運営協議会の会長である山内克士さんに小原和紙の魅力についてお話を伺いました。

この町を知るきっかけにと子どもたちを連れて
 小原の和紙と出会ったのは小学校の教師をしていた24、5歳の頃でした。郷土を生かした教育をしたいと考えており、赴任先だった小原の小学校で、少しでも子どもたちに地元や和紙のことを知ってもらいたいと思ったことが始まりです。当時そういった授業はなかったのですが、子どもたちと和紙工芸の第一人者として著名な山内一生先生の工房で、見学や紙漉き(かみすき)を体験させていただくことができ、とても貴重な経験となりました。

 その後しばらくは小原を離れておりましたが、校長として再び赴任したとき、紙漉きが授業に取り入れられていたことに嬉しさを感じました。豊田市の小・中・養護学校で手渡される卒業証書をここで漉いています。そういった物や体験を通して、自分の生まれた場所が和紙のふるさとであることを知り、少しでも興味を持ってほしいと思います。

四季桜と小原の歴史 受け継がれる技法と伝統

紙すきの現場を見て体験できる和紙工芸館

紙すきの現場を見て体験できる和紙工芸館

 現在、小原和紙工芸館では和紙に魅力を感じ、技法を受け継ぐために集まってくれた人たちが、ここで働きながら自分の作品作りにも打ち込んでいます。小原和紙は昔ながらの方法で全ての工程を行っているため、原料の仕込みや重いスコテで紙を漉く作業など大変ですが、みんな楽しみながらすばらしい作品を作ってくれています。

 和紙の魅力は形を変えたり光を通したり、紙だけに留まらない多様性だと思います。一つ一つ昔と変わらず手づくりで作られる和紙独特の質感を大切に、この魅力を後世に伝えていきたいですね。

 毎年、これからの時期は山間の紅葉が色付き始め、美しい四季桜が咲き始めます。私もボランティアガイドとして小原のこと、そして小原和紙のお話をさせてもらっていますので、ぜひ一度、四季桜祭りにもお越しください。

和紙展示館では美術工芸作品を楽しめる

和紙展示館では美術工芸作品を楽しめる

小原和紙で作られた乾漆の器

小原和紙で作られた乾漆の器

おすすめ! お土産の達人
小原和紙工芸品
和紙独特の温かさが感じられる。
■和紙かご
 絵付 1,000円
 無地 500円
■うちわ
 絵付 2,000円
 無地 1,200円

2013年10月

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