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旅の達人 INAXライブミュージアム ワークショップ担当 磯村 司さん 焼物の町・常滑で出会った不思議な“光るどろだんご”

バックナンバー インタビュー一覧INAXライブミュージアム ワークショップ担当 磯村 司さん

[常滑市]
INAXライブミュージアム
ワークショップ担当
磯村 司さん

お知らせ

「世界のタイル博物館」「窯のある広場・資料館」など6つの館から成る、土とやきものの体験・体感型ミュージアムです。
[共通入館料]一般/600円 ほか
お問い合わせ/INAXライブミュージアム(LIXILグループ) TEL.0569-34-8282
※詳細はHPをご確認ください

 子どもの頃夢中になった泥んこ遊び。そんな“どろだんご”作りを大人になっても楽しめる場所があるんです。常滑で焼物の魅力を伝えるINAXライブミュージアム。そこでワークショップや体験教室を担当する磯村さんに常滑の町の魅力を伺いました。

作業や道具、土を通してこの町を知ってほしい
 「光るどろだんごづくり」の体験教室を始めたのは2006年から。土の魅力を紹介する「土・どろんこ館」を開館するにあたり、土を使っておもしろいワークショップができないかという話から始まりました。大学の先生が研究され、それを左官屋さんの親方が工夫し、もともとの形は出来上がったのですが、より焼物の町・常滑らしさを伝えるため試行錯誤を繰り返しました。

 どろだんごづくりの作業を通じ、土の魅力や不思議、楽しさなど、感じ取ってもらえることは多いと思います。そしてこの体験をきっかけに、常滑の文化や産業にも興味を持ってもらえると嬉しいですね。

 おかげさまで、できたどろだんごは累計13万5千個。幅広い方に楽しんでいただいており、どろだんごの腕を競う全国大会も開催しています。ミュージアムに展示している優秀作品はどれも素晴らしいものばかりですよ。

ものづくりの魂が宿る!? 焼物を積んだ町角

古代メソポタミアから近代日本まで様々なタイルを展示する「世界のタイル博物館」

古代メソポタミアから近代日本まで様々なタイルを展示する「世界のタイル博物館」

 常滑焼って何ですか?と聞かれることがあります。常滑は藩窯ではなかったため、美術品や茶道具類はあまり作ることができず、いつもその時代に求められた物を作ってきました。しかし平安末期から焼物を焼いている町ですから「ものづくりの魂」みたいなものが土地に宿っているのではないかと思うことがあります。常滑焼を代表する急須を見ても、その緻密さ丁寧さは他に負けることのないものだと感じますね。長い時間と手間をかけて培われ、良いものとして受け継がれた技術や作品が町にあふれている。それが常滑の魅力だと思います。

 私も祖父が陶芸家で将来は陶彫作家になりたいという夢を持っていましたが、今は別の形で携わる事ができ、新たな発見の毎日です。そんな視点で考えた展覧会も企画していますので、ぜひ一度お越しください。

ミュージアムの周辺では常滑らしい景色を眺めながら路地裏散策も楽しめる。

ミュージアムの周辺では常滑らしい景色を眺めながら路地裏散策も楽しめる。

積み重ねられた焼酎瓶がまるで石垣のような家も。

積み重ねられた焼酎瓶がまるで石垣のような家も。

おすすめ! お土産の達人
■光るどろだんご
やきもの用の粘土を使って光るどろだんごづくりに挑戦!
¥800〈要予約〉
他にも土と陶を楽しむ体験を開催。

■憲児陶苑
憲児陶苑の常滑焼マグカップ(左・奥)¥1890、
ピッチャー(右)¥1575
施設内ミュージアムショップで販売

2014年02月

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