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[豊橋市]
小鷹野まつり振興会
西友会
伊藤 美樹さん

お知らせ

10月第2土曜と日曜日に小鷹野神明社で行われる小鷹野まつり。
初日、土曜の夜には小鷹野公園で手筒花火が奉納される。
今年の開催は10月11日(土)12日(日)・奉納手筒花火(18:00~21:00)

 豊橋は古く「吉田」という名を持ち、江戸時代には常陸水戸や甲斐市川と並ぶ、「日本三大花火の地」として全国にその名を馳せていました。夜空に火柱を吹上げ、圧倒的な迫力と勇姿を見せる手筒花火は、市内にある吉田神社が発祥といわれています。現在でも地域に息づき、神事での奉納を始め、祝い事にも手筒花火を揚げる豊橋。今回はそんな“花火のふるさと”を訪ね、揚げ手として三河手筒花火を奉納する小鷹野まつり振興会 西友会の伊藤美樹さんに、三河花火の魅力を伺いました。

伝統の技が息づく三河花火 女性の揚げ手が抱く挟持

 小鷹野神明社で手筒花火を揚げるようになって今年で7年目になります。立ち上がる炎はおよそ1200度にもなり、降り注ぐ火の粉も払うことができません。そんな手筒をしっかりと抱え、神社に捧げることが私たち氏子の役割。女性の揚げ手も珍しく無いんですよ。

 三河の手筒花火は花火師が専門で作っている訳ではなく、各地域の揚げ手が自分の手筒を自分で作ります。筒となる竹の切り出しや節を削る作業では、少しの亀裂も許されない慎重な作業が続きますが、ベテランから新人まで共に作業をする仲間がいて、上下関係は有るものの和気あいあいと、みんなで祭りを作り上げるという一体感が何よりも楽しいですね。

憧れから始めた手筒花火
ともに作り上げる達成感

 私が揚げ手となったのは単純に憧れから。夫が町内会で手筒花火に携わるようになり、その姿を見た時、本当に格好いいと思いました。

 お祭りには大阪など遠方からも多くの方が見に来てくれています。揚げる年数を重ねても慣れるということはなく、製造から奉納までは常に緊張の連続です。今思うと初めてで勝手がわからなかった初年度が、一番緊張していませんでした。奉納が終わると毎回ホッと一息。事故や怪我の無いことが一番ですからね。見せ場で歓声が上がることよりも、無事奉納が終わった時の方がやりがいを感じます。

 小鷹野まつり振興会 西友会では、春のお花見や夏の盆踊りなども企画・開催し、地域が盛り上がればと活動しています。近くに寄られた際はぜひ小鷹野にもお立ち寄り下さい。

「釜取り」と呼ばれる役が大筒にかぶさり、「振込み」が火の点いた棒で形式にそった点火を行う。「釜取り」はその間、火の粉で誤着火しないよう体を使って火の粉を防ぐ。男気が試される役だ。

「釜取り」と呼ばれる役が大筒にかぶさり、「振込み」が火の点いた棒で形式にそった点火を行う。「釜取り」はその間、火の粉で誤着火しないよう体を使って火の粉を防ぐ。男気が試される役だ。

大筒花火は木枠で組んだお神輿。それを担いで町内を練り歩く。大筒の火柱は30mもの高さに達する。<br />

大筒花火は木枠で組んだお神輿。それを担いで町内を練り歩く。大筒の火柱は30mもの高さに達する。

おすすめ! お土産の達人
(左)三河の手筒花火と同じく手作りで作られるミニ手筒花火型の置物。
豊橋で開催の「炎の祭典」(開催日:9月13日(土))でも購入できる。
840円(税込)

(右)名物「豊橋カレーうどん」の特徴を盛り込んだせんべい。豊橋市内の「豊橋カレーうどん」販売店や高速道路のSA・PA等で販売中。
630円(税込)

2014年03月

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