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旅の達人 東区文化のみち ガイドボランティアの会 会長 花井 勝支さん 江戸時代から明治、大正へ 近代化の歩みを伝える町

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[名古屋市]
東区文化のみち
ガイドボランティアの会 会長
花井 勝支さん

お知らせ

ガイドボランティアの案内日時
二葉館/
毎週火・木・土 11:20~ 13:20~
旧佐助邸/
毎週火・木・土 10:00~15:30
徳川園/
毎週金曜 13:00~15:00受付まで
※依頼ガイドも可能(事前申込)

文化のみちに関する詳しいお問合せ
東区まちづくり推進室
TEL 052-934-1123

 江戸時代から近代化への歩みを今に伝える歴史的建造物の数々。東は徳川園、西は名古屋城まで、保存された町並みを歩きながら、激動の時代に生きた人々の足跡を辿ることのできる場所、それが「文化のみち」です。今回はその中の白壁・主税・橦木町を中心に、ガイドボランティアとして活動する花井さんにお話をうかがいました。

大正ロマンに想いを馳せて 文化の散策小路へ

発明王・豊田佐吉の弟、佐助が暮らしていた旧豊田佐助邸。洋館・和館を併設した建築が美しい。入館料・無料(10:00~15:30)/休館月曜

発明王・豊田佐吉の弟、佐助が暮らしていた旧豊田佐助邸。洋館・和館を併設した建築が美しい。
入館料・無料(10:00~15:30)/休館月曜

 文化のみちの中心には東西に三本の道筋があり、北の白壁筋には明治38年から変わらない外観を残す「桜井邸」、中の主税町筋には赤い煉瓦造りの市政資料館、そして一番南の橦木筋では「文化のみち二葉館」の美しい赤瓦の建物が存在感を示しています。その他にも美しい佇まいの建造物が立ち並び、散策を楽しんでいただけるのがこの場所の魅力です。

 私たちは主税町筋の「旧豊田佐助邸」を拠点に公開部分の案内を行っています。旧豊田佐助邸では愛知県との縁はもちろん、さまざまな文化や、他県との関わりもご覧いただける興味深い内容となっています。約600坪の広い敷地の庭や、美しい西洋建築のディテールなどは眺めているだけでも十分楽しんでもらえるのではないでしょうか。

 また、「文化のみち二葉館」でも週に3度、館内の案内を行っており、「見ているだけとは大違い」と来場した方にも喜んでいただいています。なんといってもここは日本の女優第一号として名をはせた川上貞奴が暮らした場所。春には貞奴と暮らしを共にした福沢桃介が、ドイツより持ち帰らせた三色桃の子孫が花を咲かせます。まだ若い樹ですが、区制100年の間、生産、学校などが芽生えたこの町のように大きく育ってくれると嬉しいと思います。

時代で変わる価値観 それぞれで感じた魅力を紹介

ロマン香る洋風の建物が連なる白壁筋

ロマン香る洋風の建物が連なる白壁筋

 ガイドボランティアは現在52名が交代でガイドを行っています。女性ガイドはこの白壁・主税・橦木エリアを「時空を越えられる場所」と表現し、戦前を知るガイドは「焼けずに残った懐かしい故郷」と話します。自動車や陶器など、名古屋が世界に誇る産業の生産者を育んだ場所でもあり、私はこの場所で生きた人々の事を伝えていきたいと思います。そんな歴史を伝える「文化のみち」。草木色づく美しい季節に、よき佇まいを楽しまれては如何でしょうか。

建築遺産の保存・活用が進められている町並み。(写真は二葉館)

建築遺産の保存・活用が進められている町並み。(写真は二葉館)

おすすめ! お土産の達人
葵の華(12個入り) ¥864(税込)、葵枡(豆菓子入り) ¥713(税込)
徳川家の葵紋を形どった和三盆糖入りの落雁「葵の華」(右)と、落花生を寒梅粉の衣でくるみ、たまり醤油で味付けした豆菓子入の「葵枡」(左)。どちらも徳川園ショップ葵のみで販売。
葵の華(12個入り) ¥864(税込)
葵枡(豆菓子入り) ¥713(税込)

■ 徳川園ショップ 葵(徳川園内)
052-979-0280 定休日/月曜

2014年11月

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