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伊賀流忍者博物館 案内業務 係長 幸田 知春さん 忍びの心は“和”を重んじる心 秘伝を守るからくり忍者屋敷

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[伊賀市]
伊賀流忍者博物館
案内業務 係長
幸田 知春さん

お知らせ

伊賀流忍者博物館/入館料
大人…756円
小人…432円(税込)

忍術実演ショー
別料金:1人/300円
(休演日あり 要事前確認)
※忍術実演ショーは4月から内容が変わり400円になります。

伊賀流忍者博物館
0595-23-0311
http://www.iganinja.jp/

 物語や映画でさまざまに描かれ海外でも人気の高い忍者。“しのび”とも呼ばれ、忠義を誓った主君に影のように仕えていましたが、その実態は平和のために技術や知識を磨き秩序を守る者たちでした。今回は伊賀上野城の敷地内にある伊賀流忍者博物館で、忍者の歴史や魅力を伝える幸田知春さんにお話を伺いました。

忍者の本当の姿を伝えたい 驚きの展示や様々な仕掛け

外観写真

 忍者は主に戦国時代から江戸時代にかけて活躍してきました。みなさんが良く知るような武器を使い闘いもしましたが、それは大切な秘密や人々を守るため。闘いを避けて平和に生きるための知識や技術が忍術の元になっていると言われています。忍者の使う道具を見てみると、用途の違う使い方もできるよう工夫されており、知識の深さに驚かされます。農具を元に作られたものも多いんですよ。

 忍者屋敷は一見ごく普通の農家ですが、あらゆる場所に仕掛けが施されており、忍者やくノ一がそれらを実演しながらお客様を案内します。この屋敷は伊賀にある高山集落というところに建てられていた民家を移築したもの。忍者は調薬にも長け、その当時は最先端の技術であった火薬なども扱っていたので、それらを明記した巻物を敵から守る必要があったんですね。他にも迫力の忍術実演ショーや忍具を紹介する忍術体験館、忍者伝承館で紹介する彼らの暮らしぶりは驚きに満ちており、忍びの心を感じていただけるのではないでしょうか。

忍者屋敷のからくりを実演する幸田さん。
屋敷の仕掛けもさることながら、案内してくれるくノ一の俊敏な動作にも注目だ。

忍者屋敷のからくりを実演する幸田さん。屋敷の仕掛けもさることながら、案内してくれるくノ一の俊敏な動作にも注目だ。

ご当地忍者も存在する!? 全国に向けて魅力を発信

忍具はどれも不思議な形をしているが、理にかなった造形や使い方に驚かされる。

忍具はどれも不思議な形をしているが、理にかなった造形や使い方に驚かされる。

 伊賀上野は城下に碁盤の目の路地が広がる美しい町。七つのお寺が並ぶ寺町通りや武家屋敷も当時の風情を残しており散策にはおすすめです。忍者は城下を見まわる警察やガードマンのような役割も果たしていたため、彼らが暮らしていた「忍町」という町名も残っていて面白いですよ。

 当館に来館される方の一割は外国の観光客で、香港、台湾、タイ、インドネシアなどからお越しになるお客様が多いですね。国によって忍者への理解や興味が異なるので、多くの方に楽しんでいただける案内ができるよう心がけています。

 昨年から2月22日を“忍者の日”と定め、伊賀流忍者博物館をはじめ、忍者に縁のある地域で様々なイベントを行います。三英傑に縁の深い愛知、岐阜でもきっと忍者は活躍していたはず。そんな時代に思いを馳せて、ぜひ一度伊賀上野へお越しください。

おすすめ! お土産の達人
お土産
様々な形の手裏剣が柄になった「手裏剣手ぬぐい」と、忍者が猫の目を見て時間を判断したという「猫の目時計」をモチーフにした手ぬぐい。ゴム製の手裏剣も人気だ。
①手裏剣手ぬぐい…648円
②猫の目時計手ぬぐい…1,080円
③ゴム手裏剣 1枚…162円から
※価格はすべて税込

2016年02月

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